仮想通貨の代表格ビットコイン以外にもさまざまな仮想通貨が誕生し、日本を含む世界の仮想通貨取引所などで売買取引が行われるようになっている。世界でどのような仮想通貨がどれほど流通し、どれほどの影響力・時価総額を有しているのだろうか。「流通量」と「時価総額」という2つの観点から、ランキング形式で上位の仮想通貨を紹介する。

仮想通貨の流通量と時価総額

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(画像=PIXTA)

仮想通貨取引所で取引されるさまざまな仮想通貨は、しばしば「流通量」と「時価総額」という2つの指標で比較される。流通量とはその仮想通貨がどれほど発行されて市場取引の対象となっているのかを表し、時価総額はその仮想通貨1単位当たりの時価に流通発行量を乗じて計算される。

仮想通貨の発行量は原則的に発行主体や開発グループ側が自由に決めることができるという性質があるため、「発行量が多いから影響力がある仮想通貨だ」、「発行量が少ないから影響力は無いだろう」と短絡的に結びつけることはできない。流通量ランキングは仮想通貨業界におけるその仮想通貨の影響力を示すデータにはなりにくい。各仮想通貨によって、発行量に上限があるもの、発行量に上限がないもの、とでも異なる。

一方で時価総額ランキングは仮想通貨業界におけるその仮想通貨の影響力を示す指標としての利用価値がある。期待度や需要が大きいなどの要因で取引価格が市場原理の下で変動し、その取引価格の上下が時価総額にも影響するからだ。

例えば、仮想通貨の代表格とも言えるビットコインの流通量と時価総額を確認してみる。

仮想通貨情報サイト「コイン・マーケット・キャップ」によると、2018年11月25日時点のビットコイン(BTC)の流通量は約1700万BTCで、上位から数えると85〜90番目ほどで推移している。一方で時価総額においては約1120億ドル(約12兆6000億円)と、ビットコインは2位に5倍以上の差をつけ1位だ。このように、流通量ランキングでビットコインの順位が低いからといって影響力も低いと判断するのは、誤りだ。

仮想通貨の流通量ランキング

仮想通貨の流通量のランキング1~10位を一番左に流通量の順位、一番右に時価総額の順位を掲載している(2018年11月25日時点)。この2つの順位に関係性がないことが分かる。

流通量順位 仮想通貨名  流通量    時価総額順位
1位 Dentacoin (DCN)  325,226,613,094 91位
2位 Bytecoin (BCN)  184,066,828,814 35位
3位 Pundi X (NPXS)  142,603,994,148 47位
4位 Holo (HOT)  133,214,575,156 60位
5位 Dogecoin (DOGE)  117,126,752,634 21位
6位 TRON (TRX)  65,748,111,645 11位
7位 VeChain (VET)  55,454,734,800 23位
8位 XRP (XRP)  40,327,341,704 2位
9位 Siacoin (SC)  38,101,782,930 43位
10位 ReddCoin (RDD)  28,808,713,174 86位

1位のDentacoinや2位のBytecoin、3位のPundi Xなどは、仮想通貨投資を行っている一般の人にとってもあまり馴染みがない仮想通貨。どんな仮想通貨なのか解説する。

1位:Dentacoin (DCN)

Dentacoin(デンタコイン)は世界中の歯科業界のためのブロックチェーンソリューションを提供する仮想通貨だ。ロードマップによれば、2018年第4四半期でDentacoinを用いた保険サービスのリリースが予定されている。

2位:Bytecoin (BCN)

Bytecoin(バイトコイン)の日本語版公式サイトによれば、Bytecoinは2012年から利用が開始されており、解読不可能な暗号アルゴリズムを使用することによって、ハッキングへの対応力の強さが特徴だとされている。取引の匿名性レベルが高いことも提示されている。

3位:Pundi X (NPXS)

Pundi Xは、仮想通過での決済を容易にすることを目的にしたプロジェクト。POSシステムと連動しているため簡単に支払うことができる。

仮想通貨の時価総額ランキング

仮想通貨の時価総額ランキングを掲載した(2018年11月25日時点)。首位はビットコインで、2位以下も仮想通貨業界では良く知られた仮想通貨の名前が並んでいる。

時価総額順位 仮想通貨名 時価総額
1位 Bitcoin (BTC) $65,600,243,941
2位 Ethereum (ETH) $14,029,622,674
3位 XRP (XRP) $11,058,005,183
4位 Bitcoin Cash(BCH) $2,984,113,204
5位 EOS (EOS) $2,865,920,885
6位 Stellar (XLM) $2,769,714,756
7位 Tether (USDT) $1,764,921,325
8位 Litecoin (LTC) $1,688,312,651
9位 Monero (XMR)  $928,042,357
10位 Cardano (ADA)  $911,108,655

この表を見ても分かるように、1位のビットコインと2位のイーサリアムでは5倍ほどの時価総額の開きがある。一方で、2位のイーサリアムと3位のXRPにはそれほど大きな差はなく、全体的に順位が下位になっていくに従ってその差は小さくなっていく傾向にある。

1位:Bitcoin (BTC)

言わずと知れた仮想通貨の代表格で、2009年1月に使用が開始された。老舗の仮想通貨であることなどから最も知名度が高いと言えるが、取引時間などに関連するシステム上の課題なども指摘されている。

ビットコイン誕生のきっかけとなった論文を書いた「サトシ・ナカモト」という人物の名前にちなみ、ビットコインの最小単位には「satoshi」という名称が使われている。0.00000001 BTC=1 Satoshiであり、1satoshiはビットコインの1億分の1に相当する。

日本国内においてはビットコインを決済に利用できる家電量販店や飲食店などが増えており、ネット通販サイトなどでの導入も進んでいる。

2位:Ethereum (ETH)

イーサリアムはICOなどに活用される仮想通貨として浸透し、取引の際に契約内容をブロックチェーンで管理できる「スマートコントラクト」という仕組みを有していることが特徴の一つだ。日本国内の多くの仮想通貨取引所でも取り扱われている。

ビットコインに次ぐ時価総額を誇り、いずれビットコインを追い抜く可能性なども指摘されている。一方、2018年10月時点ではまだ時価総額では5倍ほどの開きがあり、今後どれだけその差が縮まるのか世界的に注目されている。

3位:XRP (XRP)

XRP(エックスアールピー)は、アメリカのカリフォルニア州に本拠地を置くリップル社が発行する仮想通貨。リップル社はブロックチェーン技術を活用した低コストで送金も短時間で済む決済サービスの開発などを手掛けており、日本や世界の企業からも注目を集める取り組みを進めている。

4位:Bitcoin Cash (BCH)

ビットコインキャッシュは、ビットコインのハードフォーク(通貨分裂)によって2017月8月から使用が開始された仮想通貨。ハードフォークとは、仕様やシステムを変えるため、仮想通貨を分裂させることによって新たに仮想通貨を誕生させる仕組みで、ビットコインキャッシュの場合は、ビットコインの取引にかかる所要時間を短縮する目的などで開発された。

5位:EOS (EOS)

イオスは2017年6月にリリースされた。イオスという名称のソフトウェアを使ったプラットフォームを構築するための資金調達の際に発行された仮想通貨で、情報のやり取りの早さなどが特徴であることから、送金時間がほかの仮想通貨に比べて非常に短いことなどが特徴とされている。

時価総額ランキングが今後大きく変わる可能性も

仮想通貨は既に数千種類発行されていると言われることもある。仮想通貨取引所では取り扱いがない仮想通貨も多数存在しているため、その正確な数を把握するのは非常に困難だ。しかしそんな中でも新たな仮想通貨は誕生し続けている。

今後新たな仮想通貨の台頭で時価総額のランキングが大きく変わる可能性はもちろんあり、定期的に最新情報を得るようにしておきたいところだ。(ZUU online 編集部)

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