2018年11月10日(土)に、都内にて金融パーソン向けのイベントが開催された。第1部は武蔵コーポレーション代表取締役 大谷義武 氏の講演をお届けする。(編集構成:ZUU online 編集部 菅野陽平)

(ZUU online)
大谷 義武(おおや・よしたけ)
武蔵コーポレーション株式会社代表取締役。昭和50年、埼玉県熊谷市生まれ。東京大学経済学部卒業後、三井不動産株式会社入社。オフィスビルの用地取得及びテナントリーシング、商業施設の開発・運営や証券化の業務に携わり、不動産業界の上流から下流まで広く精通する。平成17年12月、さいたま市において武蔵コーポレーション株式会社を設立。丸の内に本社を構え、一棟もの収益不動産の売買・仲介・リノベーション、賃貸管理に特化した事業を展開。
武蔵コーポレーションイベントレポート
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これからの時代は自分の力を発揮できるフィールド選びが大事になっていく
今日、話をさせていただいて、最後にまとめになりますけれど、僕が入社のときに選択したように、会社で働いていくだけで生きていくのはこれから大変だろうと思います。僕は正直、親から言われて会社のブランドだけで、三井不動産に入社しました。けれども、これからの時代というのは、どこどこの会社にいるから安心だよね、有名な会社に勤めているから大丈夫だよね、ということではないだろうと思っています。
そうではなくて、自分の会社の名刺が無くなったときに何ができますか?というのが問われてくる時代になっていくと思います。そのときに、自分の力を発揮しやすいフィールド、発揮しやすい環境、そして、本当の意味での真の実力をつけるということが、これからの働き方として、すごく求められているのではないかと感じています。その中において、金融機関でやっていくことは、決して無駄じゃないと思います。金融機関で経験を積むことが外の世界に行っても、実際に我々の会社に入っても、活躍することができる。そうすると、その人たちというのは、銀行のときには何千分の1だったかもしれないですが、違う環境に入ると100分の1になります。100分の1という考え方はすごく大事だと思います。このような自分が必要とされるフィールドというのは、必ずあるんじゃないかなと感じますね。