ブラック企業では、経営者が意味のわからないルールを従業員に押し付けることが多い。キャリコネニュースのアンケートには、ブラック企業の謎ルールに苦しめられた人のエピソードが集まっている。

かつて技術職として働いていた40代男性は、職場で「創業者が『お前ら、仕事が大好きだろ?だから時間管理なんてしないよ』と言われた」ことを覚えている。仕事の単価は低く、「売上目標を達成するには毎日12時間位働かないといけない」状態だったという。男性は、

「そんな低単価低利益を大量にこなさないといけないのを、『仕事が好き』という風に現実を歪曲して見ていた」

と、会社の体質を振り返った。

帰宅は月に1度、1時間だけ「社員は24時間365日会社のために働くこと」

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(画像=キャリコネニュース)

営業職として働いていた40代男性は、家に帰れるのは月に1度1時間だけ、という環境に身を置いていた。加えて、

「社長が、社員は24時間365日会社のために働くこと、と言っていました。会社でお金を貰いながら勉強させてもらっていると考えるようにと言われます。朝9時~18時までが通信事業部の仕事、会社の仮眠室で3時間休憩後、21時~朝6時まで不動産事業部、また3時間仮眠しのループ」

だったという。「土日祝日は無給で会社にお礼をする日」と社長が決めたため、強制的に出勤させられていた。待遇は、残業代支給なし、ボーナスなし、月18万円。「地獄でした」とこぼしている。

PCショップ店員「万引きされたら従業員で商品代金を分割して負担」

販売・サービス業で働いていた20代男性は、自腹で自己啓発セミナーに参加させられていた。1日の平均的な労働時間は11時間で、残業の概念すらなかったという。退職2か月前には「店のスタッフ全員の前で辞める理由と誰のどこが嫌いなのかを目の前で言わされた」というから驚きだ。

ホテルスタッフとして働いていた20代男性の職場では、正社員と派遣社員の間で明確な身分格差があったという。

「派遣社員であるのを口実に冷遇する。派遣社員は『人』ではなく『モノ』であるという考えがある」

暗黙の了解や決まりで、派遣社員はエレベーターや社員食堂を使えない会社があるとよく聞く。このような差別が横行していたのだろう。

ほかにも、

「PCショップに勤めていたが、商品が万引き盗難にあった際、商品代金を従業員で頭割りするようにされた」(40代女性、販売・サービス)
「新入社員に知識がないままテレアポ、100件以上アポイントを取らないと訪問に行けない(根拠に基づいた数字ではない)上司の嫌味、怒鳴りが日常茶飯事、1時間以上その場で立たされて上司の望む回答が出るまで考えさせられる」(20代女性、管理・事務職)

といった理不尽なルール・慣習の体験談が寄せられていた。理不尽な規則は労働生産性を下げることにも繋がりかねないが、まだ多くの企業にこうした謎ルールが残っているようだ。(提供=キャリコネニュース)


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