新年を迎え、そろそろ確定申告について考える人も増えてくることだろう。「ふるさと納税」を利用すれば、応援したい地域に納税ができるだけでなく、全国各地の地場産の食品を中心に返礼品が楽しめる。本稿では、「じっくり」選べるふるさと納税の魅力について解説する。

ふるさと納税のいきさつ

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(写真=stockcreations/Shutterstock.com)

そもそもふるさと納税は、地方で生まれた人が都心などに移り、生まれ故郷であるふるさとの税収が減少している現状を憂慮して設けられた制度だ。名目としては、都道府県や市区町村の「寄付」という形態をとっている。

そのような制度的意義をふまえ、返礼品として推奨されているのは、その地元でとれた地場産品が基本である。しかしこれまで、多額の寄付金を集めるため、より魅力的な返礼品を用意するなど過度な競争が行われてきた。そこで総務省は、ふるさと納税の返礼品を地場産品に限定し、調達費は寄付額の3割以下にするよう指示を出すなど、是正に努めている。

こうした経緯を経て、地場産品以外や調達費の3割を超える返礼品を扱う自治体は大幅に減少した。さらに、姉妹都市の特産物などを扱う自治体への注意喚起も行っている。今後、是正しない自治体があれば、法改正も視野に入ると予想される。

ふるさと納税をじっくり選ぶべき理由とは

ふるさと納税は、年末になると駆け込み需要が多く発生する。そのほとんどは、ふるさと納税の準備を早い段階から行っておらず、期限ギリギリになってから着手していることによる。性急にふるさと納税の納税先を選ぶと、どのようなデメリットがあるのだろうか。詳しく見ていこう。

・ふるさと納税の魅力は返礼品だが・・・

ふるさと納税の魅力が返礼品にあることは、疑いようのない事実である。そして、すでに述べているように、返礼品は地場産品が基本である。では、地場産品にはどのようなものがあるのだろうか。ふるさと納税関連のサイトを見てみればわかるが、その多くは食品であり、しかもその多くの食品は日持ちしない。年末にまとめて寄付したとしても、膨大な返礼品を消費できず消費期限の到来とともに破棄することにもなりかねない。

・膨大な数の返礼品から何を選ぶのか?

ふるさと納税の返礼品は、じつに多くの種類がある。その中から、自分が本当に望むものを短い時間で選ぶのは、かなり難しい。ふるさと納税の納税先は、余裕をもって決めておくのが理想だ。じっくりと返礼品リストをチェックし、可能な限り検討した上で、より満足度の高まるものを選ぶようにしよう。

・注目したい都道府県や市区町村の税の使いみち

ふるさと納税をするのであれば、寄付先の自治体がどのように税を使うのかについても知っておきたい。例えば、子育てに力を入れるところもあれば、町の活性化に注力するところもあるだろう。そうした税の使い道から、寄付する自治体を選ぶという方法もある。納税という観点から未来の町づくりに参加できるのも、ふるさと納税の醍醐味と言える。

楽しみながら税金を納めよう

返礼品を選ぶにしても、税の使い道を選ぶにしても、ふるさと納税では個人の意思によって自由に選べるという点を大切にしたい。自分が好きなもの、応援したいものを選ぶこと自体が楽しいものである。そうしたふるさと納税の魅力を最大限に活かすためにも、駆け込みで利用するのではなく、余裕をもって選ぶようにしよう。(提供:確定拠出年金スタートクラブ

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