近代セールス
(画像=PIXTA)
読者からの質問
先月、昨年出店したばかりの新店舗に異動し、渉外担当のチーフに就任しました。そうした中で、気の強い4年目のサブチーフから「もっと自分を信じて任せてほしい」と言われています。実績を残せる自信があるようですが、どこまで、どのように仕事を任せればよいのでしょうか。

管理者にとって、部下(被管理者)を「自ら考え行動する」という状態に至らせることは、マネジメントの一つの目標、すなわち〝管理の行き着く先〟となります。したがって、部下の「自分はもうできるので任せてほしい」という意思表明自体は、歓迎すべき事象といえるでしょう。

その一方で、仕事を任せられるだけの「裏付け」が十分にない状態では、申し出を鵜呑みにして一任することは危険といわざるを得ません。「任せたけれどダメだった」「できると見込んだものの無理だった」となれば、管理を放棄したとも受け取られかねません。任せるのと放任するのはまったく違うのです。

そこで管理者には、「部下の前向きな気持ちを、具体的な行動に変えて成果につなげる」ように導く、言い換えれば「安定的な成果が出るまで、ある程度自主性をコントロールする」という役割が求められます。

この際の着眼点に、①期限を区切る(部下が自主的に取り組む期間を区切る)、②部下の能力を伸ばす――という2点を挙げます。

部下の能力に応じて任せる期間を変える