近代セールス
(画像=PIXTA)
読者からの質問
これまで渉外係に所属していましたが、5年目の今年から初めて融資係に回り、同時に役席者と一般職をつなぐチーフ役を命じられました。
これを機に「もっと他の係とも連携したい」と思うようになりましたが、係間の連携・助け合いをスムーズにするには、どうすればよいですか。

融資の実行や回収が預金口座を介して行われるなど、金融機関の商品・サービスは相互に相関しています。また、お客様側にも様々な金融ニーズが併せてみられることが珍しくないため、融資・渉外・窓口などの係の枠を越えたサービス提供姿勢によって、お客様の満足度を引き上げることを意識する必要もあります。

その一方で、営業店内での係間の連携・協調は、なかなか進んでいません。背景には、①各担当者に余裕がない、②セクショナリズム――などが作用していることが珍しくありません。

前者①からの阻却には、まずもって、㋐各担当者の所管する事務量や繁閑傾向、㋑各担当者の処理能力――の把握が必要となります。そして、㋐を踏まえて事務量平準化のための分担見直しを図ること、㋑を踏まえて半期や年次単位の能力開発計画に沿った計画的な指導育成や進捗管理を図ること――が基本となるでしょう。

いずれも、営業店長や役席者等が最終決定者になると思われるため、所属する係などの枠にとらわれることなく、最適化のための改善案を上席者に進言・具申するとよいでしょう。

また一方で、「部分最適<全体最適」の思考・行動に起因する「セクショナリズム」がみられる営業店も少なくありません。セクショナリズムが〝百害あって一利なし〟ということを個々人は理解しています。しかし、厄介なことになかなかなくなりません。その根深さの影には図表1などの要因が影響を与えています。

こうしたセクショナリズムの解消には、相互理解のため、Ⓐ業務知識を高める、Ⓑどの業務を補完すべきか知る――といった対応が有効です。そのために図表2に挙げたようなことに取り組み、創意工夫によってお互いに業務に向き合う時間を捻出・充当することが必要となるでしょう。

近代セールス
(画像=近代セールス)
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お客様と接することが連携意識を高める