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(画像=Song_about_summer/Shutterstock.com)

今回のテーマは「ドル高でNYダウは上がるのか、下がるのか?」。おそらく多くの方は「自国通貨高は輸出を減速させるから株式相場にはマイナスでしょ。日本だってそうだもの」と反応されるのではないでしょうか?

では、順を追って考えてみます。

多くの人は多分、以下のような常識(?)をお持ちではないでしょうか。
①日経平均株価はNYダウと、とてもよく似た動きを示す
②日経平均株価は円高・ドル安時には下げる

以上の2つのテーゼが正しいのなら、必然的に次のテーゼが成り立つはずです。
③円高・ドル安時にはNYダウは下がる

ここで違和感を覚える読者の方が大多数ではないでしょうか。「米国だって自国通貨であるドルが下がったほうがGM、キャタピラーなどの輸出企業は有利に輸出を行える」「その証拠に、米トランプ大統領ならびにその周辺が幾度も、日本に対して円安を牽制してきたではないか」と。

つまり、「日本と同じように、米国だって自国通貨である米ドルが安くなれば株価が上がるんじゃないの」と思っているわけです。

確かに昨年11月にトランプ氏が大統領に当選して以降、トランプ氏周辺から日本などに対し、自国通貨安への誘導を牽制する発言が相次ぎました。それが効いたのかどうか、このところしばらくはドルは円などに対して、多少下落気味に推移しています。

輸入過大である米国ではドル高のほうが株価が上がる