life plan
(画像=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

FPかつ乳がんサバイバーとして、がん患者やそのご家族、医療者等に対して経済的備えの重要性を訴える活動をしています。

私のところには、診断前、告知直後、治療前後、再発時など様々なタイミングのがん患者から相談があります。これらに共通しているのは「この先どうなるかわからない」という先行きへの不安感です。

がん治療や副作用のため、退職・離職を余儀なくされている場合には、この不安感がさらに強まります。

例えば、1年前に乳がん告知を受けたAさん(45歳)は、乳房全摘手術を受けた後、抗がん剤治療を経て、現在ホルモン治療中です。罹患前は正規社員だったAさんは、罹患後しばらくして契約社員に。もうすぐ契約更新の時期で、雇用の継続が心配だと言います。「結婚もしていないし、両親も遠方に住んでいて頼れません。民間保険の給付金や貯金の取崩しで、医療費はなんとかまかなえています。でも、仕事を辞めてしまったら…」

Aさんは、収入がなくなることに、がんの告知を受けたとき以上に強いストレスを感じ、治療に専念できない状態のようです。

退職に関する相談では総合的なアドバイスが必要に