定年前に退職し悠々自適な生活を送る「アーリーリタイア」を夢見るサラリーマンは多いのではないでしょうか?

アーリーリタイアに必要不可欠なものはなんといってもお金です。

働くことなく暮らしていけるだけのお金さえあればアーリーリタイアは成立します。

しかも、やり方次第では高所得者でなくともアーリーリタイアは可能です。

それほど給料の高くない方でも、「自分の給料ではアーリーリタイアなんて無理だ…」と諦めるのは早いかもしれません。

今回はアーリーリタイアに関する基礎的知識、セミリタイアとの違い、実践する際に必要となるお金に関して説明していきます。

あなたの人生設計のお役に立てれば幸いです。

【サラリーマンの夢!?】アーリーリタイアに必要なお金や考え方について解説
(画像=Getty Images)


アーリーリタイアとは?

まずはアーリーリタイアを正確にとらえていきましょう。

アーリーリタイアとは、日本語で「早期退職」を意味します。

一般的な定年である60代を待たずして退職する、というライフスタイルの一つです。

会社によっては早期退職を優遇する制度が導入されている場合も。

20代や30代といった非常に若い年代でアーリーリタイアを成功させているケースもあります。

「人生100年時代」という考え方が広まりつつ現代。

定年まで会社に勤めて、定年後は貯金と年金でほそぼそと生活する、という選択肢を選ぶ人は少なくなってくるかもしれません。


アーリーリタイアの魅力

アーリーリタイアの魅力はなんといっても仕事のストレスから開放され、自由気ままな生活を実現できることです。

好きな時間に起きて、好きなことをし、好きな場所に行き、好きな人と過ごし、好きな時間に寝ることができます。

毎日仕事で疲弊するサラリーマンにとっては夢のような生活です。

若くしてアーリーリタイアに成功すれば、体力も十分にありますのでやってみたかったことに思う存分チャレンジすることもできます。

十分なお金の準備ができていれば不安も少ないでしょう。


アーリーリタイアのデメリット

アーリーリタイアのデメリットは2つあり、「お金の不安がつきまとうこと」「やることがなくなり人生の目的を見失うこと」です。


お金の不安がつきまとうこと

アーリーリタイアにはお金が必要不可欠であると先に説明しました。

アーリーリタイアすると当然、これまで得ていた給与などの働くことによって得られていた収入が途絶えます。

さらにそれだけでなく、受給できる年金が減ってしまうのも見逃せません。

計算上では十分なお金を準備できていたとしても、予期せぬ出費が発生することも考えられます。


やることがなくなり人生の目的を見失うこと

アーリーリタイアを成功させた人にありがちな失敗が、やることがなくなり人生の目的を見失うことです。

アーリーリタイアをしたばかりの頃は、仕事から開放されて旅行などを存分に楽しむことができます。

しかし、非日常的な生活もなれてしまうと楽しさを感じにくくなり、次第に人生の目的を見失って落ち込んでしまう人もいるようです。

アーリーリタイアを目指すのであれば、アーリーリタイアすること自体が目的になってしまわないように、時間を忘れて没頭できるものを見つけておくことをおすすめします。


アーリーリタイアとセミリタイアの違い

アーリーリタイアと似ている「セミリタイア」という言葉があります。

完全に退職して仕事をしなくなるアーリーリタイアに対し、セミリタイアは時間や体力に余裕を持ちながら仕事で収入を得ていくというライフスタイルです。

人によって仕事に割く時間はまちまちであり、一般的に週に1~3日程度働く人がセミリタイアであると認識されています。

働いて収入を得ている分アーリーリタイアより大きなお金を準備する必要はありませんが、完全に自由なライフスタイルとまではいかないのが特徴です。

「働くのは嫌いじゃないけど、会社に縛られたくない」という考えの方は、セミリタイアも視野にいれることをおすすめします。


アーリーリタイアをするには一体いくら必要なのか?

アーリーリタイアに必要な金額はあなたの年齢、家族構成、ライフスタイル、貯蓄額などにより大きく変わります。

ですので、一概に「〇〇万円あればアーリーリタイア可能!」と断言することはできません。

アーリーリタイアに必要なお金を計算するには、最低限として以下の要素が必要となります。

  • アーリーリタイア後の生活にかかる金額
  • 受給できる年金の金額
  • 現在の貯蓄額

一般的な老後資金の目安は3,000万円ですが、アーリーリタイアの場合は年金受給額が減ることや収入が途絶えてしまうことから、より多くのお金を準備しなければなりません。

また、配偶者や子どもがいる場合は、家族の生活費の準備も必要です。

突然の病気などの出費も考えられますので、計算上のお金よりも多めに準備できるならしておくほうが安心と言えます。

老後資金はどのように貯めればいい?年代別に意識すべき点を解説


給与と節約だけでアーリーリタイアは可能?

給与と節約だけでもアーリーリタイアは可能であり、大切なのはアーリーリタイア後の生活水準です。

平均を下回る給与の方でも、生活水準を下げることでアーリーリタイアが可能となります。

逆に、高所得者であっても生活水準が高ければアーリーリタイアは難しいでしょう。

一人暮らしで地方に住み、生活にかかるお金を減らしていくことがポイントです。

抵抗がなければ日本より物価の安い海外への移住も視野に入れるとなお良いでしょう。

アーリーリタイアを視野に入れているのであれば、働いているうちから節約して生活水準を下げておくことをおすすめします。


アーリーリタイアしたいなら投資も視野に

アーリーリタイアをしたいなら投資も視野に入れておきたいところです。

投資をすることで働かずとも収入が得られる可能性があります。

大きなお金を準備することができていれば、ローリスク・ローリターンの投資であっても生活の足しになる程度の金額の利益は十分に狙うことができます。

逆にハイリスク・ハイリターンの投資はおすすめできません。

投資の結果に一喜一憂させられることになり精神衛生上よくない上、場合によっては大切な生活資金を失ってしまうかもしれないからです。

不労所得でアーリーリタイアを目指すのもいいですが、リスクとリターンのバランスも考える必要があります。


まとめ

今回はアーリーリタイアに関する基礎的知識、セミリタイアとの違い、実践する際に必要となるお金に関して説明していきました。

アーリーリタイア後の生活をイメージし、実際に必要なお金を計算してみると現実味がわくかもしれません。

ぜひ人生の選択肢の一つとして考えてみて下さい。(提供: The Motley Fool Japan