不労所得だけで生活するのを夢見るサラリーマンは多いでしょう。

不労所得を得るための選択肢の一つとして、株式や投資信託の配当金・分配金があります。

株式を保有することで得られる不労所得を配当金、投資信託を保有することで得られる不労所得を分配金といいます。

両者とも保有しているだけで不労所得が得られ、収入が安定しているのが特徴です。

今回は、配当金・分配金での不労所得だけで生活することを目指すための基礎的知識や必要な原資について説明していきます。

不労所得だけで生活するのは簡単ではありませんが、ぜひめざしてみましょう!

不労所得
(画像=Getty Images)


配当金・分配金で不労所得を得るには

配当金・分配金で不労所得を得るには、株式や投資信託を保有している必要があります。

株式や投資信託で収入を得る方法は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類です。

配当金・分配金はインカムゲインにあたり、不労所得という意味でキャピタルゲインよりも適しています。

継続収入が得られるインカムゲインとは?代表的な商品やリスクも解説

ちなみにキャピタルゲインは、株式の株価や投資信託の基準価格の上下に合わせて売却することで得られる収入を指します。

キャピタルゲインとは?得られる代表的な手法やリスクも解説


働かなくてもいいだけの配当金・分配金を得るには

では、実際に配当金・分配金の収入だけで働かずに生活することは可能なのかシミュレーションしていきます。


まず生活するのに最低いくら必要なのか計算する

まずは毎月生活していくのに最低限必要となるお金を計算してみましょう。

食費、光熱費、住居費、通信費、交通費といった生活に必要となるお金をできるだけ正確に書き出していきます。

あなたに配偶者や子どもがいるか、住んでいる地域はどこか、男性か女性かという要素の違いによっても毎月必要なお金は大きく変わってくるでしょう。

今回は「毎月20万円」が最低限必要であると仮定して話を進めていきます。


高利回りの金融商品を保有する

多くの不労所得を得ようとするなら、高利回りの金融商品を保有しなければなりません。

日本取引所グループ 単純平均利回り 2018年12月」の統計によると、日本株式の平均利回りは1.89%とされています。

この利回りで毎月20万円の不労所得を得ようとするなら、1億2690万円の元本が必要となる計算です。

投資信託は銘柄により利回りは異なり、株式中心であれば5~7%、債券中心であれば1~3%ほどの運用が見込めます。

ただし、株式中心の投資信託は元本割れのリスクもあわせ持つことを忘れてはいけません。

ちなみに銀行定期預金の利回りは高くても0.1%程度であり、定期預金での月20万円の不労所得を得るには24億円の元本が必要となります。

リスクと相談しながら、できるだけ高利回りの金融商品を選択してきたいですね。


配当金・分配金にかかる税金は20.315%

税金のことも忘れてはいけません。

配当金・分配金には一律で20.315%の税金(所得税+復興特別所得税15.315%、住民税5%)が課せられます。

投資信託はNISA(少額投資非課税制度)を利用すれば、決められた枠内であれば非課税で分配金が得られますので、ぜひ利用を検討してみて下さい。


参考・日本株の平均配当利回り

日本取引所グループ 有配会社平均利回り」の統計によると、日本株の平均配当利回りは約1~2%の間で推移していることがわかります。

配当金はリスクが少なく収益が安定している半面、利回りも控えめであるというのが特徴ですね。


配当金・分配金生活を送るにも多額の原資が必要

配当金・分配金での不労所得のみで生活するには多くの原資が必要となります。

先ほど説明した株式の配当金であれば1億円以上の原資が必要となりますし、株式中心の投資信託の分配金であっても5000万円ほどの原資は必要です。

コツコツと節約・貯金をするだけではなかなか準備することが難しい金額ですよね。

そこで多額の原資を準備するための手段を2つご紹介させていただきます。


長期投資の複利効果を利用する

複利効果とは、投資によって得られた収入を再投資することで雪だるま式にお金を増やしていく効果です。

資産を増やせる複利運用とは?単利運用との違いや計算方法を分かりやすく紹介

アインシュタインが「人類最大の発明」と絶賛し、いわゆる「お金がお金を生み出す」状態を作り出すことができます。

もちろん、配当金・分配金を再投資することで複利効果を狙うことも可能です。

短期間では効果は小さいものの、10年以上の長期間投資をすることによって複利効果を最大限に引き出すことができます。

時間を味方につけていきましょう。


生活水準は変えずに収入を増やしていく

もう一つの方法は、生活水準は変えずに収入を増やしていくことです。

収入を増やしていくための手段としては、転職や副業といったものがあげられます。

ポイントは生活水準を絶対に変えないことです。

生活水準を高めてしまうと毎月貯金できる金額が減ってしまうことはもちろんですが、不労所得だけで生活するためのハードルがぐっと上がってしまいます。

毎月20万円の不労所得で生活するつもりだったのに、生活水準が上がって毎月40万円が必要になってしまえば、原資も予定の倍必要ということになります。

ですので、収入を増やしつつも生活水準は一定に保つことが大切ということです。


まとめ

今回は、配当金・分配金での不労所得だけで生活することを目指すための基礎的知識や必要な原資について説明しました。

夢のような不労所得生活には多額の原資が必要ですが、実際に計算してみると現状との距離感がつかめて良いかもしれません。

ぜひ、配当金・分配金での不労所得生活の第一歩を踏み出してみて下さいね。(提供: The Motley Fool Japan



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