-ヘインズブランズ、フォード、アッヴィに注目-

モトリーフール米国本社、2019年1月29日投稿記事より

配当株は、多角的なポートフォリオに欠かせません。

市場で最も注目されている配当株は、優良株志向の投資家や機関投資家から切望されています。

つまり、これらの株式のほとんどは、その分のプレミアムをのせて取引されていることを意味します。

このことを念頭に置き、私たちが注目する3つの配当株として、ヘインズブランズ(ティッカー:HBI)、フォード(ティッカー:F)、そしてアッヴィ(ティッカー:ABBV)をご紹介します。

注目
(画像=Getty Images)


ヘインズブランズ

ヘインズブランズは、いくつかの主要製品カテゴリの減速と、他企業のプライベートブランド攻勢の中で苦戦しました。

株価はこの1年間で約40%下落し、株式は予想PER7.5倍で取引され、配当利回りは4.3%となっています。

プライベートブランドは、同社にとって脅威となっています。

同社の靴下と下着の売上は2018年に減速しましたが、今年の売上は安定すると見られています。

これは同社への売上と利益に対する投資家のプレッシャーを和らげるでしょう。

しかし投資家は、この分野によるヘインズブランズの反発を期待しているわけではありません。

同社はここ数年で買収を進めてきました。

また、特に勢いを増している自社製の製品ラインがあります。

最も注目すべきは「チャンピオン」ブランドです。

チャンピオンの衣料品の売上高は前年同期比で30%増加し、同ブランドは同社の国際的な拡大と消費者への直接販売の推進を先導しています。

ヘインズブランズの配当利回りは、ここ数ヶ月の間には4.3%を超えませんでした。

しかし、同社の成長見通しは、最近の株価下落が示唆するほど暗くはありません。

辛抱強い投資家にとっては、ヘインズブランドは価値がある配当株と考えられます。


フォード

私たちが、最近注目している主要配当株の一つはフォードです。

伝統的な自動車メーカーは、中国での売上減少とヨーロッパでの損失に苦しんでおり、過去5年間で株価が50%近く下落しました。

そのため、2018年の1株当たり利益は1.30ドル、PERはわずか6.6倍で、配当利回りは魅力的な水準の7%にまで上昇しました。

しかし、経営陣は配当を削減しないことを約束しています。

フォードは、引き続き困難な状況にあるようです。

同社の2019年業績見通しに関する説明は曖昧で、売上、EBIT、および営業キャッシュフローが改善する可能性があるにとどまりました。

投資家は、その不透明な見通しを嫌気して株式を売却しました。

しかし、低い株価と高い配当利回りにより株価上昇がなくともリターンを得られるので、利益成長の見通しが不確実であるとしても、同社株は悪い選択肢ではありません。

フォードはコストを削減しており、2022年までに255億ドルもの費用を削減する計画です。

また、セダンより利益率の高いトラックやSUVへの転換は収益性を高める可能性があります。

フォードは、過去36年間に米国で最も売れている自動車であるFシリーズのメーカーです。

そして、今後2年間でそのラインナップの75%の更新を予定しているため、フォードの売上拡大に貢献するでしょう。

こういった一連の戦略により、フォードの株価がついに適切な方向に動き始めるかもしれません。

それまでの間は、投資家は何もしなくても7%の配当利回りを享受できるでしょう。

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アッヴィ

配当貴族が1年のうちに3分の1以上配当を減らすことはめったにありません。

しかし、それがバイオ医薬品企業のアッヴィに起こったことです。

昨年、アッヴィの関節リウマチ治療薬Humiraのヨーロッパでの市場シェアは、後発バイオ医薬品の台頭により大きく縮小しました。

アッヴィの最近の2018年第4四半期および通年の決算発表では、Humiraに関する懸念の高まりを抑えることができなかったため、2019年の最初の数週間で大量の売りが発生しました。

投資家が失望したのは、市場予想を下回る売上見通しでした。

2019年に営業ベースで約1%の売上成長という貧弱な通年見通しは、同社がHumira特許の有効期限切れへの対策を十分に行っていないとの一部の見方を強めました。

しかし、アッヴィは主要な特許の有効期限が切れる前に何ら対策を打たなかった訳ではありません。

例えば、同社は、ImbruvicaとVenclextaにより優れた血液関連治療薬群を構築しており、今年後半に次世代治療薬risankizumabとupadacitinibにより免疫関連治療薬で主要なシェアを握ろうとしています。

その結果、ウォールストリートのアナリストは、アッヴィの売上は2020年には多かれ少なかれ元の水準に戻ると考えています。

アッヴィの株価が下げ止まり、再び上昇する時期については読めません。

しかしバイオテクノロジー株式としては非常に高い配当利回り5.31%と、将来性の見込まれる株式であることから、同社株式をおすすめしたいと思います。(提供: The Motley Fool Japan

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