これから外国債券で運用を検討したいが、種類や仕組みが複雑でどれを選択すればわからない。

そもそも外国債券なんてわからないと毛嫌いして知ろうともしない方、非常に多いのではないでしょうか。

通貨、発行体、年数等の条件の組み合わせで債券の種類は数えていたらきりがなく、ある程度の知識を持った方でも運用にはコツがいります。

そういった悩みを抱えている方は投資信託という形で運用を検討するのも一つの手段だと思います。

では、実際投資信託で債券を運用するメリットと、具体的にどういったものがあるのか、例を交えながら紹介していきたいと思います。

外国債券
(画像=Getty Images)


外国債券を投資信託で購入するメリット

投資信託で運用するメリットはいくつかありますが、その中で代表的なものは以下の通りになります。


投資のプロが組み入れ銘柄を選別

投資信託は、ファンドマネージャーといわれる運用の専門家が組み入れ銘柄を決定しますので、自分でどの外国債券に投資をすればいいのかわからないという方にとっては、その負担が減るという意味でメリットとなります。


少ない手元資金でも投資が可能

外国債券自体を買おうと思ったら、ある程度の金額が必要ですが、投資信託の場合1円単位から購入可能なので、投資初心者にとっては入りやすい商品になっています。


外国債券とは異なり、手数料が安くいつでも売却が可能

外国債券は、満期が決まっており、債券単価もすぐには上がらないので途中売却をするにはある程度の期間がかかります。

さらに、売買時に発生する為替コストが非常に高いのもネックです。

その点、投資信託の場合、為替コストは発生せずいつでも売却可能なので、流動性に優れていると言えます。


毎月分配型のものもあるので、定期的に安定収入が入ってくる

債券の場合、年1〜2回の利払いしかありませんが、投資信託の場合は、毎月分配型のものもあり、定期的に安定収入が欲しい方にとってはメリットが大きいと言えます。


外国債券ファンドの種類

外国債券ファンドにはいくつかの種類があり、組み入れ債券が先進国であるか新興国であるかで格付やリスクに違いが出てきます。


ソブリン債

ソブリン債とは、各国の政府又は政府関係機関が発行し又は保証している債券のことです。

特にOECD加盟国などのものは利率が低いですが、信用格付けが高いため投資適格債(格付けBBB以上)と判断されやすいです。


エマージング債

エマージング債は、新興国の政府・政府関係機関・企業が発行する債券のことをいいます。

エマージングとは、「新興」の意味であり、インドやインドネシア、ロシアなどの国・地域の債券がこれに該当します。

先進国とは異なり、外資を獲得するためこれらの国が発行する債券の利回りは高く設定されています。

その反面、急激なインフレや政権交代、通貨・金融危機などのリスクが高くなる特徴がありますので注意も必要です。


ハイイールド債

ハイイールド債とは、高利回りの債券のことであり、投機的格付債、ジャンク債とも呼ばれています。

債券の発行体の信用格付けは、投資不適格であるBB以下であり、投資適格とされる債券と比べデフォルト(債務不履行)リスクが非常に高くなります。

その分、投資適格債券と比べ高い利回りを期待できるので、投資のタイミング次第では想定以上のリーターンを見込める場合もあります。

高い利回りを誇るハイイールド債とは?メリットとデメリットを解説


主要な外国債券インデックスファンド

では、インデックスファンドにはどういったものがあるのか。

いくつかの例を挙げて説明したいと思います。


・三井住友・DC外国債券インデックスファンド
主として日本を除く世界主要国の公社債に分散投資を行い、ベンチマークであるFTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目標として運用を行います。

各国の市場動向に対する感応度がベンチマークに近づくように、ポートフォリオを構築します。

3月決算であり、組み入れ債券は、アメリカ、ユーロ国債(格付けA以上)で構成されています。


・ニッセイ外国債券インデックスファンド
主として、「ニッセイ外国債券インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に日本を除く世界主要先進国の国債に投資することにより、FTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指します。

実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。

平均格付けはAAであり、アメリカ国債で主に運用がされています。この投資信託の購入時手数料はかかりません。


・SMTグローバル債券インデックスファンド
日本を除く世界の主要国の公社債に投資し、FTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指します。

先進国だけではなく新興国債券も組み込まれていますが、ほとんどがアメリカとヨーロパの債券で運用されています。


まとめ

以上より、外国債券を投資信託で買うことによって、管理するための時間を買うことができます。

また、運用を専門家に任せることができるという点と、すぐに現金化できるという利便性の高さから非常に人気のある商品です。

しかし、発行体の格付けなどによりリスクが、自分が思っていたよりも高くなってしまっていたということはよくありますので、上記のことに注意して適切な銘柄選別をご検討ください。(提供: The Motley Fool Japan



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