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(画像=LookerStudio/Shutterstock.com)

DC以外の資産も踏まえて効果的な分散投資を行う

確定拠出年金において重要だといわれていることは分散投資である。これ自体は決して間違ってはいない。リターンは自分でコントロールすることができないが、リスクはある程度コントロールすることが可能であり、その重要な方法のひとつが分散投資であるからだ。

ただ、確定拠出年金の資産だけで分散投資をしてもあまり意味はない。なぜなら、確定拠出年金の残高だけが自分の金融資産のすべてというわけではないからである。確定拠出年金も加えた自分の金融資産全体で分散しないと本来の分散投資効果は望めない。

具体的にいえば、仮に確定拠出年金の中で外国株式投信を30%配分したとしよう。ところが確定拠出年金資産が自分の金融資産の1割しかないのであれば外国株式はわずか3%しかないことになる。これでは十分に分散されているとはいえない。

よく運営管理機関の投資教育テキストなどでは伝統的な4つのアセットクラスを25%ずつ均等に配分するポートフォリオが記載されており、これが「標準型」と称されていることがあるこういうポートフォリオもひとつのアイデアではあるし、必ずしも否定するものではないが、「標準型」「中間型」という言葉を使用されると、人は〝フレーミング効果〞によってそれに誘導されがちになってしまう。結果として資産全体からみれば偏った資産配分になってしまっていることも起こり得るのだ。

各国の経済規模に応じて投資するのが最も合理的