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カーシェアリングの利用が増えている。気軽に利用でき、維持費が不要な点が魅力だが、利用方法によっては支出が増えるケースもある。レンタカーや自家用車と比較したうえで利用方法を提案したい。

カーシェアリングは会員同士で特定の車を共用するサービスの総称だ。利用者は事前に会員登録とインターネット等からの利用予約を行い、予約時刻になったらステーション(と呼ばれる駐車場)から車を借りる。利用後は元のステーションに返却し、次の予約者が利用するという流れだ。

どの事業者も料金体系はほぼ同じで、①基本料金+②時間料金+③距離料金がかかる(注1)。これを利用料金と呼び、毎月クレジットカードで支払う。例えば、業界最大手「タイムズカープラス」の利用料金は図表のとおりだ。

ファイナンシャル・アドバイザー
(画像=ファイナンシャル・アドバイザー)

①基本料金は利用料金に充当されるため、毎月1030円分以上利用すれば実質無料だ。また、②時間料金は原則15分単位で課金されるため短時間の利用に最適。週2日1時間ずつ軽自動車を借りる場合は、①基本料金1030円+②時間料金(ショート・ベーシック)206円/15分×4×8日-基本料金充当分1030円=月額6592円、年間7万9104円で済む。なお、②時間料金は「実際に車を使用した時間分」しかかからないため、少し長めに予約しておこう。渋滞等で返却が遅れても次の利用者に迷惑がかからない。

逆に、1回あたりの利用時間が長くなると料金は高くなる。先の条件で1回12時間借りた場合、12時間パックを利用してもカーシェアリングは最低月額5万3520円(②6690円×8日+③距離料金)、年間で64万2240円かかる。レンタカーなら52万8768円(注2)+ガソリン代で済むため損益が逆転する。利用時間がわかれば料金の比較は簡単なので、お客さまの希望を聞いてシミュレーションしてみよう。

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