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アクティブファンドは収益率の幅が大きく、インデックスファンドに比べ儲かるファンドを見つけ出すことが難しい点は前回解説した。今回はアクティブファンドのもう一つの欠点と、インデックスファンドの中から投資対象を決める方法を紹介する。

毎年の成績が大きく変動するアクティブファンド

図表1、2は、2010〜2017 年※1までの国内株式ファンドの対前年の収益率と順位の推移を表したグラフ※2だ。アクティブファンドの成績が幅広く分布しているのはいうまでもないが、ここではアクティブファンドの一つである「ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド※3」に着目してみよう。

同ファンドは、2010年に554本中18位(収益率4・6%)と好成績でスタートしているが、翌年には505本中498位(同▲15・37%)にまで転落。その後、2012年に42位(同▲3・48%)、2013年には2位(同163・96%)と大きく順位を上げるも、2014年にはついに最下位(同0・86%)を記録。その後、再び成績を伸ばしてきている。つまり、仮に今年の成績が良かったとしても来年は大きく成績を落とす可能性があるわけだ。こうしたファンドが600本以上もひしめき合っているのだから、よほどの玄人でなければアクティブファンドの扱いは難しい。

一方のインデックスファンドは、アクティブファンドに比べ騰落の幅が小さいことがわかる(図表1)。

ファイナンシャル・アドバイザー
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インデックスファンドの収益率をアクティブファンド内の順位に換算したのが図表2の点線だ。カッコ内にはインデックスファンドがアクティブファンドの上位何%に位置するかを示した。振るわない年でも上位約54%の中に収れんしていることから、前回解説した「アクティブファンドの約半数がインデックスファンドに及ばない事実」を再確認できる。

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インデックスFの信託報酬はアクティブFの3分の1程度