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(画像=Andrey_Popov / Shutterstock.com)

──障がいを持つ経営者のコミュニケーション新発想

ろう者は、なぜ海外で自由に行動できるのか?

日本人の中には英語が苦手な人が結構いらっしゃいます。道で外国人に話しかけられても、「英語ができないから避ける」という方も少なくないです。あまり知られていませんが、実は〝ろう者〞の私も避けられます。同じ日本人なのに、相手がろう者だとわかると避けられるのです。その根底にあるのは「通じないこと」への恐怖なんだと思います。

反対に、面白いことに「通じないこと」に慣れている私は、海外を歩き回ることを怖いと思ったことがありません。日本でも「通じない」のだから、どこでも同じです(笑)。でも、不思議と言語としては通じなくても、会話は成り立つもの。〈伝えようとする気持ち〉と〈理解しようとする気持ち〉さえあれば実は結構通じるものです。だから、ろう者は海外で強いです。もしかしたら手話は最強の言語。手話から派生して、色々な方法で会話を成立させることができるのです。実は簡単なことで、そのひとつが「表情」なんですよ。

「顔の表情」は見える言語