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(画像=fizkes / Shutterstock.com)

──障がいを持つ経営者のコミュニケーション新発想

「聞こえないから」は理由にならない

私はこれまで何度も「前例がないからダメ」と断られてきました。例えば「聞こえないから歌手になれるわけがない」。小さい時から「ろう」らしくない、「日本人」らしくないと、基準からずれていたようです。「ゆんみ(由美)って変わっているね」と必ず言われました。

私がアメリカへ渡米した理由のひとつが「ヘレン・ケラー」です。日本では出る杭は打たれるけど、アメリカではそのままで、出過ぎてはみ出してもそれは自分の責任として放っておかれる。障害者を障害者とは見ないで、人として見てくれる。アメリカは多国籍文化なので、個人を尊重し、コミュニケーションを大事にしています。

アパートを借りるとき、日本では聞こえないを理由に断られます。理由を聞くと「危ないから」。何か起きたら困るのだそうです。

アメリカでは聞こえないを理由に断ることは人権侵害になります。家賃を払う能力がないとか、問題を起こした前歴があるからという理由以外に断ることはありません。

相手の立場を尊重して臨機応変な対応を