近代セールス
(画像=PIXTA)

職域セールスの大きな魅力は、何といっても、その効率の高さであろう。例えば企業で説明会を開き、それが首尾よく運べば1回で多くの見込客が獲得でき、実際に数多くの取引を見込むこともできる。

問題は、その1回の説明会を開くまでの手間と時間だ。説明会の開催には、候補先企業の人事総務部門にまずアポイントを取ることから始まり、趣旨の説明を行ったうえで、承諾をもらうというプロセスがある。一度の相談ですんなり承諾されることは稀であるから、何度も足を運ばなければならない。企業側も、説明会を行う意義、リスク等を十分に検討したうえで内部の意思決定プロセスを経てやっと承諾するわけであり、負担は軽くないだろう。

しかも、それだけ時間と手間をかけて説明会を実施しても、多くの従業員に参加してもらえるという保証はない。かけたコストが取引に結びつかず、結局、自行庫の利益につながらないということも考えられる。