近代セールス
(画像=PIXTA)
今回の質問
企業の実態把握のためには資金繰り分析も重要と聞きます。資金繰りは決算書の数値とどう違うのですか。両者はどんな関係にありますか。

金融機関の行職員には「決算書の分析は得意だが、資金繰りは苦手」と言う人が多い。決算書分析は自行庫の研修で教えられているが、資金繰りは実際に企業の内部に入って作らないと理解が難しい類のものだからだ。そもそも「資金繰り表」を作った経験がある人は少ないのではないだろうか。

また、企業ごとに資金繰り表の様式が異なり、決算書のように〝決まり〟があるわけではないことも理解を妨げる要因の一つになっている。

しかし、決算書だけ見ていても、企業を深く知ることはできない。企業活動を資金繰りにまで落とし込めてこそ、本当の意味で企業を理解したことになるのだ。

決算書は〝仮の姿〟で資金繰りで完結する

①決算書と資金繰りの関係