近代セールス
(画像=PIXTA)
今回の質問
企業から資金繰り表を提示された際に、どんな点に注意して分析を行えばよいですか。基本的な見方について教えてください。

前回は、企業における管理の中心が資金繰りであることなどを解説した。今回は資金繰り分析の前編として、資金繰り分析で陥りがちな問題点や、分析の際に意識すべき3つの視点などについて説明しよう。

企業活動の年間の流れをしっかり確認

①(資金繰り)分析の前に留意したい点

資金繰り分析といえば、ただ資金がショートしていないかだけを見ることと思っていないだろうか。期末の預金残高や、借入金の調達時期等を見て資金繰り分析を終えてしまっては、企業を理解することはできない。

まず、行職員が資金繰りを分析する際、決算書をもとにすることが多いと思うが、決算書は「税抜」と「税込」の2パターンがあり、分析を行う場合はどちらなのか確認することが必要である。資金繰りはすべて税込となるため、税抜決算だった場合は、非課税の人件費などを除き消費税分の108%を乗じて計算しなければならないのだ。