近代セールス
(画像=PIXTA)
今回の質問
買掛金はどのように資金繰りに影響するのでしょうか。買掛金の支払いを「適正化」させるためどんなアドバイスを行えばよいですか。

前回は売掛金について資金繰り分析の視点で解説してきた。今回は買掛金について解説していきたいと思う。

資金繰りにおいて、最も大きな支出が買掛金だ。その内訳は原材料の仕入費用や下請けなどへの外注費が中心であり、売上に連動する変動費となる。

企業は、一般的に製品を販売し代金を回収する前に、これら買掛金の支払いを行わなければならない。このため企業は売上が伸びる時期の前に資金繰りが厳しくなってしまうのだ。

実際の例で見てみよう。図表1で挙げた企業は、6月・7月に売上が伸びるため材料を事前に購入する5月・6月の仕入れが増える(図表1の㋐㋑。以下同じ)。このため6月・7月の資金繰りがタイトになる(㋒㋓)。