近代セールス
(画像=PIXTA)
今回の質問
決算書の固定費については資金繰りという観点からどう検証すればよいでしょうか。固定費を引き下げるために必要な取組みは何ですか。

前回に引き続き、経費と資金繰りの関係を見ていく。今回は固定費を中心に、資金繰りを分析する際のポイントを考えていこう。

決算書の費用科目を毎月に直して平均額を見る

①毎月の固定費の支払いと賞与を見る

決算書の経費から資金繰りを考えるとき、一般的には、販管費などの費用科目を12分の1にして、毎月の平均の支払額を見ることが一つの目安になる。これにより、毎月どのくらいの支出があるのかが見えてくる。

決算書を資金繰りに置き換えて経費の支払いを見る場合は、非課税の科目(人件費や法定福利費など)以外は、消費税108%を乗じて税込価格にする必要がある。

また、決算書の費用科目を見て、資金の支出を伴わない費用をしっかりと把握することが大切となる。一番分かりやすい例としては減価償却費があり、そのほかにも貸倒引当金、賞与引当金などが挙げられる。