近代セールス
(画像=PIXTA)
今回の質問
製造業や小売業などを担当していますが、業種ごとに資金繰りは異なるのでしょうか。それぞれどのような特徴がありますか。

前回まで、資金繰り表の構成について解説してきた。今回からは着眼点を変えて業種ごとに異なる資金繰りの特徴を解説していく。

業種ごとの資金繰りの特徴をつかんでおくと、企業の理解が進む。資金繰りを切り口にすると企業の抱える課題が見え、改善の方向性も分かり、経営者と深い対話をすることが可能となるのだ。

経営者の意識の差も入金タイミングに影響

①業種ごとに異なる入金のタイミング

業種の特徴をつかむため、まず押さえておくべきは「入金のタイミング」だ。これが最も早いのは現金商売である小売業やサービス業で、販売やサービス提供と入金がほぼ同時となる。次が製造業や卸売業。これらは掛取引が一般的で、製品を納品後に売掛金が発生し、取引先のサイトで入金される。