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(画像=Watchara Ritjan / Shutterstock.com)

私は自営業を営んでいるのですが、収入の変動が大きく安定的とはいえません。住宅ローンを借りようと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

自営業者の場合、過去の年収が3年前は300万円、2年前は1000万円、昨年は400万円というように大きく変動している人もいます。

今回は、このようなお客様に対する住宅ローンアドバイスを見ていきましょう。

住宅ローンの審査においては、収入の安定性が重視されます。審査が通るかどうかはお客様にとっても重要なことですので、金融機関は審査において年収をどう見るのか説明するとよいでしょう。

審査上の基準年収は、確定申告書の「事業収入」ではなく、諸経費を差し引いた後の「事業所得」で見るのが一般的です。例えば事業収入が2000万円であっても事業所得が300万円であれば、借入可能額は300万円を基準に計算されます。

お客様には、確定申告書上の事業所得の数字を見て審査されることを理解してもらえるように説明しましょう。事業所得が分かる場合は、事業所得から借入可能額を割り出して伝えます。その金額がお客様の借入希望額と乖離している場合は、借入希望額を借りるために必要な所得金額の程度を案内します。

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