モトリーフール・カナダ支局、2019年1月8日投稿記事より

あなたが金融ニュースをフォローしているならば、世界中の大都市で住宅市場が減速していることはご存知かと思います。バンクーバーやトロントのような国内の都市から香港やメルボルンのように地理的に遠く離れた都市に至るまで、住宅市場は減速しています。IMFは、世界の投資家が自らの居住地以外の住宅市場にまで影響を及ぼし始めていると結論づけました。

しかし、3つの主要なカナダのREIT(不動産投資信託)のデータを調べると、それらの評価がほとんど変わっていないことがわかりました。以下のREITは主に工業用不動産に関連しており、潜在的な住宅バブルの影響を比較的受けません。あなたがカナダのREITに投資したいのであれば、チェックすべき主な点は、低い借入金比率、健全な成長見通しです。なお、数値は執筆時点のものです。

主要RAIT
(画像=Getty Images)


アルティス不動産投資信託(ティッカー:AX.UN)

当REITは、将来キャッシュフローの価値と比較して41%割り引かれています。当REITのPERは7.6倍、PBRは0.6倍です。負債はやや減少していますが、純資産の94.9%と高い水準にあります。当REITは、年平均12.4%の増益が見込まれます。

また、昨年は8%の自己資本利益率(ROE)であり、5.84%の配当利回りを記録しています。


モルガード不動産投資信託(ティッカー:MRT.UN)

この典型的な小売、オフィスおよび工業用REITは、今日の価格で50%以上割引されています。そして、PERは12.1倍、PBRは0.4倍と魅力的な水準にあります。今後数年間は21.4%の年率増益が見込まれますので、成長を好む配当投資家を満足させるはずです。モルガードREITの負債水準は純資産の83.9%と低い状況にあります。ROEは4%です。また、今日の株価で購入すると、8.27%という高い配当利回りが期待できます。


アゲラン商業不動産投資信託(ティッカー:ACR.UN)

当REITは、現在42%の割引価格で取引されているオープンエンド型のREITです。PERは6.4倍と上述のREITと比べると低く、一方PBRは1.1倍と他のREITより高くなっています。なお、他のREITと異なり、3%の減益が予想されています。昨年のROEは17%と良好で、配当利回りは5.75%でした。負債水準は純資産の55.8%と最も低い水準です。


結論

住宅市場の減速は、不動産の直接投資に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、上記REITへの投資は、不動産への直接投資とは性質がかなり異なります。アゲラン商業不動産投資信託は、上記の中で最もリスクが低い可能性があります。(提供: The Motley Fool Japan



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