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(画像=Kzenon / Shutterstock.com)

融資等の取引にあたって、業種によっては取得している各種許認可を確認します。本連載では、各業種の許認可について、資格の内容や証明書等の見方などを解説します。

サンプル「許可書」

運送業には、いろいろな種類があります。人を運ぶか物を運ぶかにより「旅客運送」と「貨物運送」に分かれます。運ぶ範囲によって、陸上の場合(鉄道・トラックなどでの運送) は「陸運」、空の場合(航空機での運送)は「空輸」、海の場合(船舶での運送)は「海運」に分かれます。

今回は、比較的身近な陸運の旅客運送と貨物運送について説明します。

運送全般(陸・海・空を問わず)は国土交通省が所管し(実際は各地方運輸局・運輸支局)、鉄道を除く陸運は道路交通法・道路運送法などで規定されています。

例えば有償で人を運ぶ「旅客」には、バス事業とタクシー事業があります。バス事業は、①だれでも乗車することができる「乗合(一般乗合旅客自動車運送事業)」、②1つの契約で自動車を貸し切ってお客様を運送する「貸切(一般貸切旅客自動車運送事業)」、③スクールバスといった一定の乗客に限定して運送する「特定(特定旅客自動車運送事業)」の3種類があります。タクシー事業は、「法人」「個人」「介護」などがあります。

このように、運送業については分野・対象ごとに細かく分類されているので、金融機関としては適切な許可を取っているか、許可書(サンプル)等でチェックしましょう。許可なく例えば有料で人を乗車させた場合には、違法行為(白タク行為)となるので注意が必要です。

安全性の取組みを確認