inflation
(画像=Constantin Stanciu / Shutterstock.com)

なぜ日銀はインフレを目指すの?物価が下がったほうがよいのではないの?

日本銀行の金融政策の目的は「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」であり、現在、年率2%の物価上昇を金融政策の根幹に置いています。

一方で「物価が上がると、国民の生活が苦しくなるのではないか」といった疑問も浮かんできます。むしろ、デフレのほうがよいのではないかと考える人もいるでしょう。

では、なぜ日銀はインフレにこだわるのでしょうか。その理由は、インフレとは逆の経済状態であるデフレを考えると見えてきます。

景気が低迷すると消費などが冷え込み、結果としてデフレになります。同時に、デフレが景気後退の「原因」にもなっています。物価が横ばい、もしくは緩やかな下落であることを前提とした考え方の定着が、長期の景気低迷を招いたということです。だからこそ、デフレを脱却してインフレを目指しているのです。

投資や消費の判断にも影響