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(画像=thitikan chuachan / Shutterstock.com)

Q 「短コロ」(短期継続融資)の利用を申し込まれたときはどう対応すればいいの?

「短コロ」は昨今よく聞くようになり、金融機関の行職員のみならず、広く一般事業者にも知れ渡りつつあります。

しかし、短コロは目新しいものではなく、過去によく行われた融資です。手形貸付による短期運転資金の融資で、実質的に元本部分の返済は行わず、利息部分のみ返済していればよいとする短期継続融資をいいます。短期で融資を転がすことから「短コロ」と呼ばれています。

2002年6月、金融検査マニュアルの改定において正常運転資金を超える短コロは不良債権と見なされたため、担保・保証付きの長期運転資金に姿を変えました。しかし最近、金融庁が一定の短コロを認める見解を示したことから、短コロが復活しました。

短コロは無条件で返済無用というわけではありません。実質的に元本部分の返済を行わず当面の間、企業の資金繰り安定化に資することで事業の改善を果たし、返済できるときに返済してもらうことになります。

金融機関はお客様のニーズを踏まえたうえで短コロの対応を行い、その際に、事業実態の把握に努め、コンサルティング機能を発揮することが求められます。

実際には、金融機関から提案することが多いでしょう。しかし、お客様から短コロの利用について相談を受けた場合は、お客様に「返済しなくてよい融資をしてほしい」という安易な考えがあるかもしれないので注意します。

正常運転資金の把握が必要になる