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(画像=fizkes / Shutterstock.com)

Q 他行庫に融資を肩代わりされそうなときはどう対応すればいいの?

自行庫の融資金を他行庫へ肩代わりしたい旨の申し出や兆候があった場合は、以下の①②に着目して防衛方法を検討します。

①肩代わりの対象となる自行庫の融資金の範囲や種類

全口全額肩代わりを希望している場合は、自行庫との取引解消を視野に入れていることも考えられます。特に普段から自行庫の対応に物足りなさを感じつつ、他行庫とのより良い取引環境を見込んでいるのかもしれません。こうした場合、肩代わりの防衛は極めて難しくなります。

融資の一部が肩代わりの対象となるときもあります。他行庫からの提案に応じたいゆえに、減債および返済負担軽減を目的として、利率が高かったり返済負担が大きかったりする自行庫の融資金を返済しようとすることがあります。この場合は全口全額の肩代わりとは異なり、自行庫との融資取引を継続する意思は認められます。

肩代わりの対象が運転資金の場合、自行庫内の借換えによる金利引下げや返済負担軽減の提案ができないか検討することになります。一方、設備資金の場合、担保等により自行庫内の借換えは難しくなります。金利引下げや返済期限の延長等の条件変更の可否について検討するとよいでしょう。

なお、マル保融資とプロパー融資の協調融資の場合、片方だけを返済することはできないため、注意を要します。

他行庫からの提案では内容をヒアリング