バンクビジネス
(画像=PIXTA)

基本的な知識編

●本人確認と取引時確認は何が違うのですか

こんな質問への回答方法

マネー・ローンダリングやテロ資金供与の横行に対する防止措置として、順次、確認内容が強化されてきました。

2003年1月に「金融機関等本人確認法(本人確認法)」が施行され、この際に「本人確認」という言葉が初めて現れました。当時の監督官庁は金融庁で、本人確認と取引記録保存の実施が法制化されたのです。

同法は、翌年12月に改正され、他人になりすまして行った口座開設や口座の売買に罰則が設けられました。

確認事項の違いを説明

その後07年には「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯収法)」が一部施行され、翌年の同法の全面施行に伴って、本人確認法は廃止されました。本人確認法から犯収法に切り替わったことで、「①本人特定事項の確認に取引目的・職業等の確認が追加」「②適用事業者が金融機関以外にも拡大」「③監督官庁が金融庁から警察庁に移管」しました。犯収法はその後2度の改正がなされています。

こうした変遷があったため、ベテラン行職員の間で、本人確認と取引時確認を混同する発言もみられますが、現在の取扱名称は取引時確認です。根拠法や所管官庁は異なるものの、両者の実施目的は変わりません。

法令の変遷を知らない新人からすると、両者の違いがよく分からないこともあります。変遷とともに確認事項の違いを説明するとよいでしょう。

●運転免許証を求めたら「ない」と断られました…

こんな質問への回答方法