バンクビジネス
(画像=PIXTA)

高齢者編

●言動が不明確な来店者の取引に応じてよいですか

こんな質問への回答方法

銀行の三大業務である預金・融資・為替取引のほか各種金融機能の提供は、利用者との合意に基づく契約行為に該当します。この関係に例外はなく、公共料金などの窓口収納(集金代行)も、両替も、貸金庫もすべて合意した契約内容に沿って提供している位置づけです。

契約行為は、当事者双方が合意する際に契約内容を理解することや、双方の合意内容を履行することが可能でなければ成立しません。民法上では、こうした当事者能力を「行為能力」と呼び、行為能力なき者が行った契約は無効と解されます。したがって「行為能力を保有していない者」に加え、「行為能力を保有していないことが疑われる者」との契約も、差し控えざるを得ません。

原理原則を説明する

超高齢社会に突入したわが国では、加齢に伴い心身の健康を害する高齢者も少なくありません。契約など法律行為を単独で行えない者については、成年後見ほか各種の後見制度が整備されているため、銀行取引のときにも、これらの制度を利用してもらうことになります。

実務上では、言動が不明確な来店者に対して、プライバシーに一定の配慮を行ったうえで、前述したような契約行為の原理原則を説明し、取引を謝絶せざるを得ません。役席者などと、可能な限り複数で対応することも望まれます。こうした留意点を後輩に教えましょう。

●払戻請求書の代筆を依頼されました…

こんな質問への回答方法