バンクビジネス
(画像=PIXTA)

基本編

●シャチハタを届出印にしたいと言われました…

こんな質問への回答方法

預金規定には、以下のような内容が含まれています。

「払戻請求書、諸届その他の書類に使用された印影(または署名鑑・暗証)を届出の印鑑(または署名鑑・暗証)と相当の注意をもって照合し、相違のないものと認めて取り扱いましたうえは、それらの書類につき偽造、変造その他事故があってもそのために生じた損害については、当行は責任を負いません」

これは、印鑑照合時に「届出印との同一性」を判断して預金を払い戻した場合、偽物や他人の場合でも損害賠償に応じないとする宣言に他なりません。判例上でも「金融機能提供に不可欠な取引の円滑性を担保するためにやむを得ない」と解されてきました。

朱肉印の届出を依頼

適用には、行職員が①偽造・変造や他者による成りすまし等の事実を知らないこと、②必要十分な注意力をもって定められた手順どおりに照合しても同一の印影と判断される目視水準であったことが条件になります。

口座開設時の届出印影は、その後の払戻しの度に照合に活用されますが、浸透印(シャチハタ)では、年月の経過とともにインクが滲み印影の濃さや太さが変化する場合もあります。適切な印鑑照合が行えなくなれば、②の前提が崩れてしまいます。後輩には、お客様にこうした理由を説明し、トラブル回避のためにも朱肉印の届出を依頼するよう伝えましょう。

●姓名と異なる届出印でも取り扱えますか

こんな質問への回答方法