balance sheets
(画像=create jobs 51 / Shutterstock.com)

今回から数回にわたって、安全性分析の方法について見ていきます。

Q1 なぜ貸借対照表を活用すると企業の安全性が分かるの?

安全性分析とは、企業が資金繰りに行き詰まって倒産しないか検証することをいいます。こうした安全性分析を行う際、貸借対照表を活用することは有効です。

本連載でも見てきたとおり、貸借対照表は、返済しなければならない負債と返済する必要のない自己資本(純資産は基本的に返済の必要がなく自己資本と呼ばれることも多い)を原資として、それらをどのように運用しているかを見るものです。負債には返済期限があり、その負債を期限までに返済できないと企業の信用が失われ、事業の継続が困難になります。

企業の安全性を分析する際には、負債の返済原資となる資産がどのくらい準備されているか(資金の運用と調達のバランス)、資金調達に無理がないか(資金調達の健全性)などを見極めることが求められます。こうした分析を行うのに貸借対照表を活用することが可能なのです。

Q2 資金の運用と調達のバランスはどう分析するの?