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今回は、運転資金の発生要因や所要額、設備資金の返済能力の見極め方について見ていきましょう。

Q1 どうして運転資金は発生するの?

運転資金は、営業活動で必要となる「立替金」とよく表現されます。お金の流れに注目して企業の営業活動を見てみると「仕入→在庫→販売→代金回収」というサイクルで説明できます。

このサイクルにおいては、販売先から売上代金が入金されるまでお金は入ってきません。この間に発生する、商品や材料の仕入代金や販売活動の費用などは立て替えておく必要があります。これらの立替金を運転資金といいます。

図表はある企業の資金残高の推移を表したものです。費用の支払条件は「末日締め・翌月20日」、売上代金の回収条件は「末日締め・翌月末日」となっています。

運転資金の発生要因
(画像=バンクビジネス)

毎月20日になると、費用の支払いがあるため資金残高は減少します。そして、月末に売上代金を回収できれば資金残高は増加します。この支払日から回収日までの間、企業は支払った資金を立て替えることになり、この立替金が運転資金となります。企業に立替金を賄う余裕がなければ運転資金ニーズが発生するということです。

Q2 運転資金の所要額はどのように算出するの?