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(画像=Freedomz / Shutterstock.com)

ケース5 事業承継を行った後従業員との融和が進みそうにない…

本ケースに対して「まず従業員と話をしましょう」「現状について話し合いましょう」というアドバイスは間違いのもと。収拾がつかなくなるか、単なるガス抜きに終わるかのどちらかだ。

謙虚で賢明な後継者ほど「相手の話を聞こう」とするが、従業員の立場は様々で持っている情報もバラバラだ。思い描く未来が違い、そこへ向かうルートも異なるはずなのに「意見」を求めるのだから、話すだけでは融和は進まない。

「従業員の話を聞く」という姿勢を打ち出すこと自体は悪いことではないが、その前にやることがある。「未来をつくること」だ。旅行ならどこへ行くか、食事なら何を作るかまず決めると思うが、従業員との融和という観点においても、始まりは「未来のセット」でなければならないのである。

従業員も巻き込みセット