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買い物型の増加が続くも長期的には体験型へとシフト

今回は、インバウンド需要を効率的に取り込むため、訪日外国人の傾向を分析してみたい。

まず、日本に訪れる外国人の内訳は図表1のとおり。アジアからの訪日客が全体の8割を占めている。「外国人観光客」というと、欧米人の姿を想像しがちだが、実際にはそのほとんどが私たちと同じアジア人であることをまず理解しておこう。

近代セールス
(画像=近代セールス)

2015年に訪日した中国人は約500万人。13年の130万人、14年の240万人から年々倍増している。ただし、15年に海外旅行に出かけた中国人は約1億1000万人にも上る。つまり、海外旅行をする中国人のうち、日本を訪れているのはまだ5%にも満たないのだ。今後も訪日中国人が増加していくことは間違いないだろう。

一方で、2位韓国からの訪日客は約400万人、3位台湾は約370万人、4位香港は約150万人となっているが、人口規模からして、これらの国の訪日客が大幅に増加することは考えにくい。今後も顕著に増加していくのは、中国人と前回紹介した東南アジアからの訪日客といえよう。

欧米人は滞在期間が長くそれに伴い消費も多い