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個人のお客様に、より多くの取引を行ってもらうためには「クロスセル」も実践したい。そのポイントを解説する。
クロスセルとは、ある商品の購入を考えているお客様に対し、それに関連する商品を組み合わせて販売することにより、顧客数を増やさずに売上を増やす手法だ。
例えば、普通預金の口座開設のために来店したお客様に「給与振込×公共料金引落し×住宅ローン×教育ローン×つみたてNISA×iDeCo×保険×遺言作成」などの各種契約につなげることすべてが「クロスセル」である。
ただし、これは一般的なクロスセルの説明であって、本稿ではクロスセルを「お客様により多くのメリットを享受していただくこと」と定義し直したうえで、実践的な方法を解説したい。
以下、私の経験を基にした事例から、クロスセルについて考えてみよう。