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(画像=Sergey Nivens/Shutterstock.com)

継続的な訪問を重ねメイン決済口座を目指す

②メイン決済口座の獲得

振込指定は、複数ある決済口座の1つに自行庫を加えてもらうイメージだが、メイン化を図るには「メイン決済口座の獲得」が重要になる。

メイン決済口座を獲得していくには、経営者や経理担当者との信頼関係を築くことが大切になってくる。そのためには、社会人としての基本的なマナー(例えば、小さな約束事を守る等)を基礎として、㋐訪問する、㋑情報提供する、㋒質問する──といったことを粘り強く遂行していかなければならない。

まず、担当者が訪問しないとコミュニケーションはとれない。さらに、半年に1回程度の訪問では信頼関係を築くには至らない。本気でメイン化を図りたいのなら、1カ月に2〜3回の訪問を心がけたい。

次に、単に訪問するだけなら「御用聞き」で終わってしまうため、そうならないよう「経営者に役立つ情報提供ができる人材」を目指そう。

例えば、他業界の先端的な取組みを、取引先の業界ではどう応用できるのか──このような情報に経営者は耳を傾ける。

自動車業界の雄・トヨタ自動車が「KINTO」(月額定額・3年契約で車両を利用できるサブスクリプションサービス)というビジネスモデルを開始したが、これが、美容院や飲食店等で応用できないかといったことを企業に話してみる。

また、日頃からネット・雑誌・新聞で業界情報を入手しておき、不明点等があれば経営者に質問してみよう。経営者から「(自社が属する)業界に関心をもっている担当者」と認識されるだけでなく、業界事情に詳しいと認識され、相談してみようという気になってもらえる。

定期的に訪問し、情報提供や質問を繰り返すことで、企業との信頼関係を築いていくことができ、自行庫の口座がメイン決済口座となる。メイン化が実現するわけだ。

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