バンクビジネス
(画像=mojo cp/Shutterstock.com)

数ある金融商品・サービスの中でも、取引期間が最も長期に及ぶのが融資関係です。実行・送金して終了ではなく、元利金をすべて回収し終えるまで必要十分に対応することが、貸手責任の履行に他なりません。ここでは、証書貸付の事業資金を例に解説します。

ほとんどの返済形態は、あらかじめ定めた毎月の約定日に、預金口座から約定金額を振り替えて返済する形です(❶)。返済状況だけに注目していては、融資先の業況変化に対応できませんので、定例的な訪問を通じて実態把握を行う必要があります。業種・(融資や債務保証ほか)与信額・保全形態・債務者区分などに応じ、毎週から半期に1度ほどの頻度で、本社や生産・販売施設を訪問し関係者にモニタリングします(❷)。

モニタリング時には、口頭による事実確認のみならず、必要に応じてそれを裏付ける疎明資料の提出も求めます。付属明細が添付された決算書が代表的ですが、試算表・資金繰り表等の提出や、売買契約書・工事証明書の写しなどを求めることもあります。

モニタリングによって実態を把握したら、営業店で自己査定を行います(❸)。自己査定は、正確性を期すため、3回にわたって実施されることが一般的なため、営業店で行う自己査定のことを一次査定と呼ぶこともあります。

二次査定部門の求めに応じて融資先に照会する