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(画像=lovelyday12/Shutterstock.com)

問題1

貸倒引当金について述べた次の①~④のうち、正しいものを1つ選んでください。

①貸倒引当金は、売掛金等の債権について損失が発生することに備えて計上する
②貸倒引当金は、債務者の財政状態等に応じて4種類に区分される
③一般債権に区分された債権については、貸倒引当金を計上しなくてよい
④破産更生債権等に区分された債権については、債権額の全額を貸倒引当金として計上する

貸倒引当金は、受取手形や売掛金、貸付金などの債権の貸倒れに備えて設定される引当金です。

対象となる債権の債務者の財政状態や経営成績等に応じて設定方法が異なり、金融商品に関する会計基準では「一般債権」「貸倒懸念債権」「破産更生債権等」の3つに区分されます。

一般債権とは、経営状態に重大な問題のない債務者への債権です。一般債権に係る貸倒引当金は債権全体または同種・同類の債権ごとに過去の貸倒実績率等に基づいて計算します。

貸倒懸念債権とは、経営破綻の状態には至っていないが、債務の弁済に重大な問題が生じているか、または生じる可能性の高い債務者に対する債権です。債務の弁済が概ね1年以上延滞している債務者や、弁済条件を大幅に緩和している債務者等への債権を意味します。

貸倒懸念債権に係る貸倒引当金には、債権額から担保・保証による回収見込額を差し引いて、その残額について債務者の財政状態や経営成績を考慮して設定する方法と、債権に係る元利金の将来キャッシュ・フローを当初の約定利子率で現在価値に割り引いた額と債権の帳簿価額との差額を引き当てる方法があります。

一括評価金銭債権では貸倒実績率に基づき実施