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(画像=KOKTARO/Shutterstock)

企業・業界分析には欠かせない、仕入れから販売までの商流の見るべきポイントを解説します。

原材料の調達から消費者への販売といった一連の取引の流れを商流という。仕入先から販売先を含めて取引の流れを全体で捉えることは、企業・業界分析に非常に有効である。

本連載では、1つの業種を取り上げ、商流の川上にあたる仕入先を前編、川下にあたる販売先を後編と2回に分けて解説。商流の動向を把握するために必要な知識や注目すべきポイントなどを紹介する。

今回は、印刷業の状況を商流の川上である仕入先から分析する。印刷業の主要仕入先には、製紙業、インキ業、印刷機業がある。紙媒体の減少で価格競争が激しい印刷業では、いずれの仕入先に対しても低価格を要請する傾向がある。

定期的な商談や相見積もりを行っているか