バンクビジネス
(画像=sippakorn/Shutterstock.com)

お客様の情報
昭和35年生まれ(今年59歳)の男性。民間企業で働いている。60歳の定年後も当面は(年金をもらえるまでは)働くつもりでいる

今回のようなお客様に、どんな話をするとよいか考えましょう。

65歳より前に公的年金(老齢年金)を受け取れるかどうか確認したうえで、いくらくらい受け取れるのか目安を伝えるのが、オーソドックスなアプローチかと思われます。

公的年金には65歳より前に受け取れるものと、65歳以降に受け取れるものがあります。

65歳より前に受け取れるものには、特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)があります。この年金を受け取るためには、昭和36年4月1日以前に生まれた人(女性の場合は昭和41年4月1日以前の生まれ。ただし、公務員や私学学校教員の場合は男性と同じ)で、老齢基礎年金の受給資格期間(10年)があり、厚生年金保険等に1年以上加入しているという要件を満たす必要があります。

今回のようなお客様の場合、こうした要件を満たせば、原則として64歳から特別支給の老齢厚生年金が受け取れます。

受給額は原則として次の計算式(平成30年度)で決まります(計算式の乗率は生年月日によって異なる)。

・平成15年3月までの平均標準報酬月額(≒月額給与を平均した額)×7
・125÷1000×平成15年3月までの加入月数+平成15年4月以降の平均標準報酬額(標準報酬月額に賞与額を加えた平均値)×5
・481÷1000×平成15年4月以降の加入月数

加給年金が加わる場合も