バンクビジネス
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銀行取引約定書とは、お客様と金融機関が継続・反復して融資取引を行う場合の基本約定書として取り交わす書類です。適用される融資取引には手形貸付、手形割引、証書貸付、当座貸越、電子記録債権貸付、電子記録債権割引などがあります。

金融機関が融資取引を行う場合、民法や商法、手形・小切手法などの法律が関係しますが、取引上の権利と義務の履行について基本的な事項を定めておく必要があり、そのための書面が銀行取引約定書にあたります。お客様と金融機関の間で取り交わす融資全般に関する約束事と考えれば分かりやすいでしょう。

また、不特定多数の融資取引に共通する事項について定めていますので(定型的条項)、個別の取引ごとに取り交わす金銭消費貸借契約証書とは異なり定型約款の性格も帯びています。このため、銀行取引約定書に貸付金額は明記されていません。銀行取引約定書を通じてお客様と取引の基本についてあらかじめ合意しておけば、融資方法が変わった際に必要な契約書を交わすだけでよく、手間を省ける利点があります。

十分な説明を怠ると係争になるおそれも