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(画像=one photo/Shutterstock)
お客様の情報
昭和36年生まれ(今年58歳)の男性。高校卒業後、家業を継ぎ自営業者として働いてきた(国民年金の加入のみ)。65歳で引退する予定

本連載の第1回(2019年4月号)で取り上げた企業勤めのお客様と今回のような自営業のお客様では、公的年金の受給の仕組みは大きく異なります。老齢基礎年金と老齢厚生年金が受給できるサラリーマンとは異なり、今回のような自営業者が受け取れるのは、65歳から受給できる老齢基礎年金のみです。

老齢基礎年金は、20歳から60歳になるまでの40年間(480ヵ月)加入することで満額を受給できます。金額は満額で「おおよそ年額80万円」です(厳密には、毎年金額に若干の変動があり、2019年度は78万100円)。

たとえ満額受給できたとしても、年間80万円(月額6万数千円)ほどでは、老後を過ごすには足りないでしょう。自営業者のために、これを補う目的で国民年金基金や個人型確定拠出年金がありますが、これらも原則として60歳までの加入となっています。これまで加入していないとすれば、現時点でこのお客様に加入を勧めるのも、現実的ではないかもしれません。

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