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(画像=ShotPrime Studio/Shutterstock)

基本編

先輩!教えてください
どうしてスーパー定期預金という名称なのですか

こんな質問への回答方法

「スーパー定期」は通称で、正式名称は「自由金利型定期預金」といいます。ややこしいのですが、かつては「スーパー」ではない普通の定期預金もありましたが、今はありません。

戦後復興に伴う激しいインフレを抑制する目的で、1947年に臨時金利調整法が施行され、預金の金利は種類や期間別に細かく定められることになりました。これがいわゆる「規制金利」と呼ばれるものです。

70年以降は、同法の範囲が縮小される形で徐々に金利が自由化されます。85年には、譲渡性預金金利と連動する1000万円以上の「大口MMC(MoneyMarket Certificate)」が導入されました。

89年には、その最低預入金額を300万円とする「小口MMC」が導入され、「それまでのMMCを超える商品」という意味で、「スーパーMMC」という通称が生まれたようです。その後、スーパーMMCは最低預入金額を順次引き下げ、92年には撤廃されました。

スーパーMMCを統合