株式投資を始めたいけれど、お金を失うのが怖くなかなか踏み出せない人も多いでしょう。書籍などでしっかり勉強しても、実際にやってみないとわからないこともあるかと思います。

実は株式投資の練習を行うことができるのをご存知でしょうか?ネット環境さえあれば全くお金をかけずに行うことが可能なものから、少額で株式投資を始めてより実戦的に学ぶこともできるのです。

そこで今回の記事では、

  • 株式投資は練習できる?
  • 株式投資の練習に最適な環境
  • 相場観を養うなら実際の取引を体験すべき

以上についてお伝えしていきます。

この記事を読んで頂ければ、株式投資を行うための練習方法を知ることができ、実戦でも大いに役立てることができるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

株式投資
(画像=Getty Images)

株式投資は練習できる?

長引く低金利で、貯金だけではもったいないと感じている方も多いと思います。少しでもお金を増やすために株式投資を検討している方もいらっしゃるかと思いますが、株式投資はハイリスク・ハイリターンの投資です。

初心者がいきなり始めても上手くいかないことも多いのです。そこで検討したいことが、株式投資の練習のです。多くの人は書籍などでセオリーを学び、いよいよ実戦といきたいところですが、やはりお金を失うのが怖く躊躇してしまいます。

実は近年、様々な練習用ツールが誕生しており実戦前の練習の舞台として活用することもできるようになっています。以下でいくつかを紹介していきます。

株式投資の練習に最適な方法

たとえば野球を始めてみようとしましょう。まずはバッティングを学ぶために素振りをし、守備を学ぶためにキャッチボールやノック受けます。基礎的な練習を積んで試合へ、といきたいですが試合は練習の環境と大きく異なるでしょう。練習の時にようにボールは自分の打ちやすい場所に来ることがなく、キャッチボールやノックの時とは全く違うボールが飛んでくることもあるでしょう。そのため日々の練習の成果を見るために、練習試合を行うことが通常の流れでしょう。練習試合に勝ち負けは関係なく、今の自分に足りているところと足りていないところを知る絶好の機会となるでしょう。

このように日々の基礎的な練習(インプット)、練習試合(アウトプット)を行い試合へという流れがセオリーとなっています。もちろん株式投資出も同じような流れが理想でしょう。

そこで活用したいツールが、株式投資の無料シミュレーションです。以下で詳しく解説していきます。

無料シミュレーションを活用する

株式投資の無料シミュレーションは野球でいう練習試合です。実は最近このような無料シミュレーションが多く誕生しています。パソコンはもちろん、スマホのアプリもあり、とても始めやすいのが特徴です。

以下で2つのツールを紹介していきます。

トレダビ
累計で65万人が利用した株式投資用のシミュレーションツールです。1,000万円の仮想の自己資金を基にトレードしていきます。もちろん、各銘柄の動きや株価は本番同様です。

証券会社の研修でも使われる本格的なツールとなっています。登録は無料で行え、練習試合の場としては大いに活用できるでしょう。スマホでアプリのダウンロードが可能です。

あすかぶ
株式投資に興味のある若年層向けの無料シミュレーションツールとなっています。1日1つの銘柄の株価を他の人の予想を参考にしながら、上がるか下がるかを予想します。株や経済の基本を学べる入門コンテンツや経済のニュースや企業情報も掲載されており、インプットとアウトプットが同時に行えるサービスとなっています。

登録も無料で、こちらもスマホでアプリのダウンロードが可能です。このような無料シミュレーションツールを大いに活用し、実戦感覚を掴んでいきたいところですが、これには欠点があります。それは緊張感がないことです。いくら実戦が学べると言っても、実際の株式投資は自分の資金で行うため緊張感があります。

しっかりと銘柄を調べたり、過去のデータを分析することもあるでしょう。それではもう少し緊張感があり、株式投資の練習の場となるようなツールはないのでしょうか?

以下で詳しく見ていきます。

少額から投資を始める

以前は株式投資を始めるには100万円前後の資金がなければ、投資をすることができませんでした。しかし最近、東京証券取引所の主導で最低投資金額の引き下げが続いており、以前に比べ比較的少額でも投資することが可能になりました。中には5万円以下でも投資可能な銘柄が存在するなど、少しお金を貯めることができるようになれば誰でも投資することが可能です。

たとえば、RIZAPグループは3.3万円、りそなホールディングスは4.6万円、クックパッドは2.6万円から投資可能です。(2019年4月現在)20万円程の自己資金があれば、複数の銘柄に投資できリスク分散も可能です。ある程度の余裕があれば毎月の貯金や賞与の一部を使って、少額で株式投資を始めてはいかがでしょうか。

相場観を養うなら実際の取引を体験すべき

練習試合と大会では雰囲気は大きく異なるはずです。独特の緊張感や、声援もあれば戦略も変えることもあるでしょう。

株式投資も同じで無料シミュレーションと実際の取引では、全く異なります。大きな違いは自分のお金を使っている、という感覚です。誰でも自分のお金は失いたくないものです。でも大きく儲けたいという狭間に挟まれ、様々な葛藤に合うことでしょう。勝負に出るところでは大きく出て、下がるべきところでは負けを認めて損失覚悟で売却しなければならないこともあります。

前述させて頂いたように、現在は比較的少額でも株式投資を行えるようになってきましたが、それでも数万円単位のお金が必要です。あまり余裕資金がない人にとっては少し手が出しにくいかもしれません。

実はさらに少額でも投資することが可能な商品や仕組みがあります。以下で紹介していきます。

少額で株式投資を始めるには?

数万円でも高い、と感じられる方でも株式投資を諦める必要はありません。さらに少額からでも株式投資を行うことが可能です。しかも通常の取引同様、証券口座から実在する商品を購入することができます。通常、株式投資は100株単位で購入することがほとんどです。

たとえば、1株5,000円の銘柄があれば、この銘柄を購入するには50万円の資金が必要です。ところがミニ株という仕組みを使えば1株単位で購入することが可能なのです。つまり5,000円でこの銘柄を購入することができます。

以下でるいとうという仕組みと合わせて解説していきます。

るいとう
るいとうとは、株式累積投資の略称で、自ら選んだ銘柄を定額(毎月1,000円など)で購入していく方法です。

るいとうで株式を購入した場合、株式の名義は取扱証券会社の株式累積投資口名義となり、株主の権利は付与されませんが、配当金などは得ることができます。

しかしこの配当金は受け取ることなく、再投資されていきます。

るいとうのメリットはドルコスト平均法の恩恵を受けることができる点です。

ドルコスト平均法とは、一定期間で定額購入することにより平均取得単価を下げることができる投資方法です。

買い付けるタイミングなどを気にすることなく、定額を積立てることでこの方法が大きく生きてきます。

少額から始められる『るいとう』とは?メリット・デメリットを交えて解説

ミニ株
ミニ株とは前述させて頂いた通り、株式を1株単位で購入していく制度です。こちらについては、通常の株式投資同様で購入するタイミングも売るタイミングも全て自身で判断します。より実戦的な取引が行えますが、証券会社によってはミニ株を行っていない場合もありますので、口座開設の前にチェックしておく必要があるでしょう。

ただし、ミニ株には手数料が割高になるというデメリットもあります。SBI証券、マネックス証券では約定金額5,000円以下で48円、10,000円以下で50円、20,000円以下で100円となっています。通常の現物取引では10万円以下でも100円以下の手数料で行える証券会社もあることから、手数料が割高と言えるでしょう。

こちらについても証券会社によって違いがあるので、公式サイト等でしっかりと確認しておく必要があります。

ミニ株とは?少額で投資の醍醐味を味わえる投資方法を紹介

ETF
ETFとは上場投資信託のことを指します。投資信託と聞くと、銀行や証券会社が販売している商品の一部のイメージがありますが、多くの企業同様上場しているものもあります。ETFは日経平均株価やTOPIXといった指数に連動したものが多いです。またアメリカや中国といった特定の国に投資をするもの、金、銀、プラチナなど実物資産の価格に連動するものなど様々です。

基本的はETFは1口単位で購入することができます。1口当たりの価格も数千円前後のものも多く、株式投資よりも比較的少額から投資することが可能です。また、特定の銘柄に投資をしているわけではないのでリスク分散にもなります。

まとめ

株式投資の練習について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントは、

  • 無料シミュレーションツールを活用して、実戦感覚を掴む
  • 少額から投資可能な商品やサービスを利用してみる
  • より実戦感覚を掴むためには、少額でもいいので自己資金を投入してみる

でした。

株式投資は予期せぬことの連続です。大切な自己資金を失わないためにも、無料シミュレーションを活用してみたり、少額でいいので投資をして実戦感覚をつけていくといいでしょう。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。(提供: The Motley Fool Japan


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