モトリーフール・シンガポール支局、2019年4月22日投稿記事より

投資のミスを犯すことで、投資リターンを損なってしまいます。しかし、それは投資にあたって避けられないものです。筆者が犯した2つのミスと教訓を紹介します。

投資ミス
(画像=Getty Images)

過去の業績をそのまま将来予想に引き延ばす

過去の業績は、さらなる調査の出発点として利用するには最適です。しかし、十分なデューデリジェンスを行わずに過去の業績が続くと仮定するのは、株式市場でギャンブルをすることと同じことです。

世界は常に変化しており、企業も変化しています。そのため、将来、企業が過去と同じ道を辿ることはありませんが、筆者が投資を始めた時にはそのような考え方を持っていました。

企業を投資対象として調査するときには、過去の業績を見つつ、現在の業界動向、業界の課題、変化する事業環境についても考える必要があります。これらを総合的に考慮することで、企業の将来を予測しやすくなります。

高成長する赤字企業を避ける

筆者が投資について初めて読んだ本は、ピーター・リンチの「One up on Wall Street」です。

ピーター・リンチは1977年から1990年の間、フィデリティ証券のマゼランファンドを管理し、驚異的な年率平均リターン29.2%を記録した投資家でした。ピーター・リンチの投資ルールの1つに、中小企業が利益を上げるまでは投資を回避するというものがありました。これは、中小企業がいつ利益を上げることができるのか、あるいはそもそも利益計上ができるのかを予測するのが難しいためです。それ以来、筆者は赤字企業を避けてきました。

しかし、これによって未来の世界を形成する急成長企業への投資機会を逃してしまいました。たとえば、アマゾン、ネットフリックス、Shopifyなどの大化け株に投資できませんでした。こういった企業は、多額の投資を行って未来の世界を作っていく企業です。

マーケティングコストや研究開発費を削減することなく、これらの企業は、市場シェア拡大や製品開発のために多額の投資を行っています。赤字企業を避けることで、投資できる株式の選択肢は制限され、大化け株になる可能性のある企業を逃してしまうかもしれません。

まとめ

投資家としてどれほど経験を積んでいようとも、学ぶべき教訓やより高いリターン得るための方法はたくさんあります。

誰もが投資の道を辿りながらミスを犯しますが、それらから学び、避けることによって、時間とともにより良い投資家になることができるでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


フリーレポート配信
モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、英国のEU離脱が差し迫る中、投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「ブレグジットの混乱を乗り越えて、よりよいポートフォリオを構築しよう:5ステップの投資ガイド」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。