自社の株式保有者に贈り物を送る「株主優待」を導入する企業が増えています。株主優待導入企業は1,500社を超え、過去最多になりました。株主優待に対する人気の高まりが背景にあります。

株式に投資をしたことがないに人は馴染みが薄いかもしれませんが、なかにはとてもお得な株主優待があります。株式を保有するだけでもらえるので、株主優待狙いの投資は簡単に始めることができます。

株式投資を始めるなら身近な銘柄から

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(写真=Alliance Images/Shutterstock.com)

そもそも株式に投資をする場合、よく知っている会社の株を買うといいといわれています。どんな活動をしている企業で、なぜその企業の製品がいいのかが把握しやすいからです。たとえばスーパーでお買い物をしているときにも銘柄は見つかります。昨年からブームが続いているサバ缶を生産している日本水産(1332)やマヨネーズのキユーピー(2809)などがそうです。

また家計を預かる主婦なら値上げにも敏感なはず。値上げは家計にとってはマイナスですが、企業業績にはプラスです。消費者離れが起こらなければ業績の向上が期待でき、その企業の株式に投資する妙味がありそうです。このように身近な企業はたくさん存在しており、その経営状況も把握しやすいのです。

株主優待でさらにお得に

特に、生活に身近な企業は株主優待を実施している傾向が多いと言えます。これは株主への利益分配という意味だけでなく企業の経営戦略も含まれているためです。これらの企業の顧客は一般の消費者であり、優待を通じより企業価値を高めようとしているのです。

例えば、トマトケチャップで有名なカゴメ(2811)は株主優待を2001年から実施しており、これは利益還元とは一線を画し、カゴメの商品をより多くの人に知ってもらいたい意図で実施されています。株主優待があればお買い物時に出費を減らすことができ、お得になります。

近所に店舗があれば「買い物券」は効果大

株主優待の中には商品が送られてくるもの以外に、実際の店舗で利用できる商品券などが貰えるものがあります。たとえば、日本マクドナルド(2702)の商品引換券や吉野家ホールディングス(9861) 航空代の優待券などが該当します。

これらの株主優待は実際に利用しないと意味がありませんので、近くに店舗があり利用しやすい企業の株主優待を選ぶといいでしょう。株主優待狙いで投資する場合、実際に利用するかどうか考えて判断しましょう。

長期保有で「さらにお得」

株主優待の中には、長期間株式を保有するとさらにお得になるものもあります。おもちゃのタカラトミー(7867)は、保有期間が1年未満だと10%の割引券がもらえますが、1年以上3年未満で30%、3年以上保有すると40%の割引券がもらえるようになります。

子供服の西松屋(7545)は100株で1,000円分チャージされたお買い物券カードを年2回もらえますが、3年以上保有している方にはさらに増額する株主優待を実施しています。

企業は「長期ホルダー」を増やしたい

企業としては売却せず長期間保有してくれる安定株主がいるのはありがたいことです。長期投資家が増えれば株価の維持が図れ、他社からの買収防止や自己資本の維持につながります。

企業は株式の長期保有者が増え、投資家は手厚い株主優待を受けられるWin-Winの関係になっているといえます。

株主優待でお得に資産運用しましょう

株式に投資する場合、少し難しい印象があるかもしれません。ただ、株主優待があると考えれば「ちょっとやってみようかな」という気になりませんか? 生活に身近な企業を選べば企業の実態もつかみやすいです。株式で資産運用しながら、株主優待で日々の生活も楽しんでみてはいかがでしょうか?(提供:ANA Financial Journal

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