NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)、ロボアドバイザーなど、長期間コツコツと資産を積み上げていく投資手法がメディアでも多く取り上げられ、資産運用に興味を持つ人が増えています。しかし、いくら資産運用に興味があっても気をつけたいのが、怪しい「儲け話」です。どのような商品に注意したらよいのでしょうか。

突然やってくる「儲け話」

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(写真=Elnur/Shutterstock.com)

自宅に知らない番号から電話がかかってきても、留守番電話や登録先以外は着信拒否にしている人もいるでしょう。見ず知らずの人からの電話や突然の自宅訪問で、「怪しい投資話」を持ちかけられることは珍しくありません。手口は色々ありますが、違法業者から名簿を入手して、他人名義で契約した携帯電話等を使って勧誘することが多いようです。

架空企業でも登記されていてHPまで存在していれば、「ちゃんとした企業から連絡があった」という気持ちが醸成されます。その心理状況を利用して、未公開株等を購入させるという手口です。銀行振込が確認できれば、自宅に株式等権利がわかるものが送付される場合もあるようです。詐欺にあったと気づいた時には、企業の住所が変わってしまい実態がわからなくなることもあります。

さらにいえば、怪しい儲け話は見ず知らずの人からだけ、突然持ちかけられるものでもありません。昔の友人やサロンや習い事で知り合った人、たまに行くお店で知り合った店員など、ある程度距離の近い人から「あなたにだけ特別に教えるんだけど、こういったいい話があって……、どう?」「あなたは運がいいから、こういうものに投資をしてみたらどう?」などと勧誘を受ける場合もあるのです。こういった勧誘を受けると、「自分がなんだか特別な人になった気がする」と錯覚する場合もありますが、重要なのは「何に対して投資をするのか」「なぜ、その話が自分に持ちかけられてきたのか」という意識を持つことであることを忘れないようにすべきです。

詐欺かも?こんな特徴の商品にはご注意を

こういった怪しい儲け話でよく被害にあうのは「未公開株」です。例えば「まだ内緒だけど、来年上場する可能性がある会社の株がある。将来有望だから買ってみない?」「株ではないのだけど、新株予約権といって株に変えられる権利がある」「株よりリスクが低い会社の債券がある」と言われるケースです。いわゆる「未公開株」ですが、電話では「怪しい」と思うことができても知人から言われると信頼してしまうことも珍しくないでしょう。

会社の名前を聞いて、インターネットで検索して確かに存在するようだと思っても、ペーパーカンパニーで会社としての実態がない可能性もあります。さらには、証券会社等金融機関は変動商品の勧誘時には「確実に儲かる」といった断定的な表現をすることは禁じられています。多くの人たちがまだ知らない企業の株(未公開株)はリスクも高く、いつ企業が倒産し、大きな損をするかも分かりませんから、「確実に儲かる」、「絶対に儲かる」といったフレーズには注意すべきでしょう。

家族と自分の身を守るために何をすべきか

こういった怪しい儲け話から家族や自分の身を守るためには、日々の行動を意識する必要があります。なお、未公開株は証券会社でも取り扱いを行っていません。株式を保有する人と買う人との相対取引以外には、株式型クラウドファンディングの取り扱いを認められた金融商品取引業者等の限られた業者しか取り扱えないため、一般の人達が自由に案内することができない点を意識しておくのがよいでしょう。

そもそも、「自分でよく理解できない商品」については手を出さないように注意を払うべきです。資産運用は細心の注意を払い、理解して納得したうえで資金を出すことが重要です。(提供:ANA Financial Journal

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