people
(画像=Andrii Yalanskyi/Shutterstock.com)

課題の明確化と運営方式の工夫で高精度のマッチングを実現

人手不足が喧伝される昨今、取引先中小企業の課題を解消すべく、全国の金融機関を通して様々な支援策が案内・実施されている。

中でも亀有信用金庫が経済産業省(関東経済産業局)と連携して開催する「新現役交流会」は、人材マッチングによる実効的支援の先駆けといえる取組みである。2009年6月の第1回からこれまで11回開催され、累計マッチング成約率は実に72%。全国から金融機関の視察が絶えないのも納得の数字だ。

この取組みで、同金庫は「地方創生に資する金融機関等の『特徴的な取組事例』」として、17・18年度と2年連続で地方創生担当大臣表彰を受賞した。特に18年度には地方の信用金庫と連携して、これまで関東圏企業が中心だったマッチングの対象を他地域企業へと拡大。高い評価を獲得している。

中小企業のニーズに見合った人材を引き合わせる中で亀有信用金庫が蓄積してきたノウハウは、取引先への人材マッチング支援策の大きなヒントとなるだろう。本稿では亀有信用金庫の新現役交流会にみる、地域金融機関による人材マッチング支援のポイントをレポートする。

課題に応じた即戦力のリタイア世代を仲介